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変わりつつある「ロゴを作る上で考えておくこと」

言うまでもなく、ロゴは形や色だけの次元でなく、企業/サービスのあり方を抽出したもの。時代もロゴも変わりつつあります。

これからのロゴ制作に不可欠な配慮

ロゴを制作する際には、使用規定(ガイドライン)を細かく定めます。

近年、ロゴの使用箇所が増えつつありますが、当然、過去の使用規定には盛り込まれていません。また、封筒、名刺などの自社制作物での規定は定められていても、他社のロゴと並べられたときを規定に盛り込んでいることは少ないと思われます。

さらに、近年もっとも生活者の目に触れる機会の多いのはSNSですし、小さく表示されることが増えています。

  • SNSでのアイコン(正方形、正方形+角丸、正円)

  • Favicon(ブラウザで表示されるミニアイコン)

  • アプリアイコン

これについて安藤さんがツイートにて分析されています。

一方、サイトやアプリのローディング、お披露目の露出などには「モーションロゴ」やモーショングラフィック的な演出が欠かせなくなりつつあります。TVのCMでも、たいていロゴはさりげなくモーションが加わっています。

Wantedlyのロゴリニューアルの事例を見ると、モーションだけでなく、タイプフェイス(フォント)の設計も表裏一体の関係であることがわかります。

動画を使うとここまでたくさんの情報を短い時間で伝えられるのか!

まさに!


コーポレートフォントを作る企業が増えつつありますが、ロゴと無関係ではいられないのは当然の流れ。


ここまでのまとめ
従来はある意味、“後付け”だったような項目が、ロゴを作る段階で不可欠になりつつあります。

  • ソーシャルとの親和性

  • モーション

  • タイプフェイス(フォント)の選択/設計

もちろん、ロゴ以前に会社名/サービス名の選定と切り離せません(会社名/サービス名を決定する段階には「どのように検索されるか」や「タイプミスされたとき」など検索されるときの配慮が不可欠です)。


検証ツール

TWM Logotester」や「Logo Lab」などの検証ツールでは、Scalability(大きさ)や、Containers(使われる場面の比率:正方形、横長の長方形、縦長の長方形)などが盛り込まれています。

特に「むっちゃ小さく表示されたとき」は、今後のロゴを作る上で重要な指標です。


ロゴに文字は必要?

少し前にビートラックスさんのブログ記事が話題になりました。

反論が多かったそうで、後追いの検証記事も出ています。

こちらの記事で書かれている点は、グローバル化を考えると当然。

シンボルマークが中心になっている理由として、多くの企業が最初からグローバル市場をターゲットにしており、アルファベットが読めないユーザーも考慮しているからだと考えられる。

その一方、そもそもロゴが消えていく、という流れも。

ちなみに、次のように書かれていますが、ちょっと違うかも。

例えば、以前は必ず画面の下の真ん中の目立つ場所にあったAppleのロゴが、最新のiMacにはない。なんか変な感じがする。

iMacのフロントからは消えているのですが、背面にはと驚くほど大きくロゴが君臨しています。

実物を見たら「げっ!」とのけぞった。長年のMacユーザーだけど、ちょっとイヤな感じです…

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自分がMUJI(無印良品)を好きな理由(のひとつ)が「商品にロゴがないこと」。商品へのロゴの掲載、大きさというのも時代に合わせた調整が必要なのですね。

ちょっと話が逸れましたが、「ロゴから文字が消える」「商品からロゴが消える」も、ひとつの流れとなっていきそうです。

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