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Acrobatでページ一覧を表示する

macOSでPDFを扱い場合、プレビュー.appが圧倒的に軽快です。しかしながら、出力まわりの機能を扱う場合などにはAdobe Acrobatが必要。

Acrobatは、2023年6月から新UIに移行し、戸惑っている方が多いと思います。

以前は右側にツール欄が表示されていましたが、新しいUIでは左側に「すべてのツール」が並ぶように変更されています。

元のUIに戻す

[表示]メニューの[新しいアクロバットを無効にする]をクリックすると、元にUIに戻せます。

迷わず元のUIに戻して使ってきましたが、重い腰を上げて新しいUIに取り組み始めました。

サムネールを一覧表示する

私の場合、PDFの編集でよく行うのが、次の作業です。

  • 開いているPDFから不要なページを削除

  • 開いているPDFに、別のPDFやJPEGなどをドラッグ&ドロップで挿入

このときに使うのが[サムネールを一覧表示する]パネルですが、新UIでは、この名称が[ページ指定]に変更されています。

サムネールを表示する

Acrobatの新UIでは、ウィンドウ右上にサムネールを表示するボタンが用意されています。

ちなみに、アイコンにマウスオーバーする表示されるツールチップには[サムネール画像を使用して特定のページを追加、 削除、または移動」と表示されます。

サムネール一覧を表示する

「なるべくクリックしないで生きていきたい」派としては、キーボードショートカットでページ一覧を開きたいのですが、サムネール一覧を表示するコマンドは[ページ指定]です。

この[ページ指定]コマンド、開いていても開いていなくても✓が付いています…(アレ???)

もうひとつの「ページ指定」

ページナビゲーションにも[ページ指定…]があります。

こちらは文字通り、開きたいページを数値で指定するコマンドです。

[ページ指定]が2つあるのも不自然ですし、サムネールの一覧表示ではページを指定するわけではないので、その点でも誤りです。

Keyboard Maestroでキーボードショートカットを指定する

新旧のUIに対応できるよう、Keyboard Maestroでマクロを準備し、キーボードショートカットを設定しましょう。

「表示 ➤ 表示切り替え ➤ ナビゲーションパネル ➤ ページサムネール」というメニューコマンドが存在するかどうかで条件分岐させます。

読み上げ

AcrobatでPDFを開くとき、「文書の読み上げ準備が完了するまでお待ちください」のメッセージがなかなか消えなくて困る問題がありました。

新UIになったあたりのタイミングで環境設定に「文書を読み上げない」オプションを選択できるようになっています。

Open/Saveダイアログボックスが使いにくい問題

AcrobatのOpen/Saveダイアログボックスが独自UIすぎて使いにくい問題は、環境設定で[オンラインストレージを表示]オプションをOFFにすることで解決します。

ダウンロード

「サムネールを一覧表示する」マクロ

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