「HTML→Markdown」変換をKeyboard Maestro経由で行う

「HTML→Markdown」変換を行うウェブサービスがいくつもあります。

これまで、こちら(↑)のサービスを利用していたのですが、次のような不満がありました。

  • 広告が多い

  • 変換オプションのデフォルトが好みのものでない

もうちょっとスマートにできないか… と調べていたところ、荒川さんの記事にたどり着きました。

ジャストミートでKeyboard Maestro利用を前提とした記事ですが、実際に使ってみると困ることが多々あったため、メモを残しておきます。

Pandocのインストール

荒川さんの記事では「$ brew install pandoc」が紹介されていますが、GitHubからダウンロードしたインストーラーを使うこともできます。

Pandocは多様なフォーマットに対応しているドキュメント変換ツールです。

Keyboard Maestroでの実行

Keyboard Maestroで「Execute Shell Script」アクションを挿入し、次のように設定します。

  • With input from:System Clipboard

実行結果には「Save results to a variable」などのオプションを選択できますが(なぜか変数にうまく受け渡しできないので)、「Ignore results」を選択しておきます。

※実行結果はクリップボードに入ります。

With input from

「With input from」は「Nothing」でも同様の結果(つまり無視されます)。

Pandocのクセ

段落内改行

行末の<br>が「\」に変換されてしまいます。そこで「<br>\n」を〓に変換するようにSearch and Replaceアクションを挿入します。

なぜか「<br>$」ではうまく動きません。

〓は(追って)InDesign内で段落内改行に変換します。

画像のサイズ

PandocのMarkdown変換では、画像の幅や高さなどの情報が残ってしまいます。

![](https://assets.st-note.com/img/1682292572695-XQo0HyCGT6.png){width="620"
height="336" loading="lazy"
modal="true"}

必要なケースもありますが、組版データとして使う場合には不要です。そこで、Search and Replace Systemアクションで整形(というか削除)します。

高さも同様。

全体像

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