![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53673278/rectangle_large_type_2_d8014bee80589bc0017c0e5951d9a1ee.png?width=1200)
Photoshopで行う「Instagramフィルター」的表現
Photoshopでも「Instagramのフィルターを使えたらいいのに…」と思うことがありますよね。
ところが、「Photoshop Instagram フィルター」のように検索しても出てくるのは、Instagram風に加工するアクションばかり… しかも、英語のコンテンツが多く、Photoshopを英語版として起動する必要があったりして面倒い…
ところが「CameraRawフィルター」のプリセットを使うと手軽にスピーディに加工できます。
スマートオブジェクトに変換
レイヤーで右クリックして[スマートオブジェクトに変換]をクリックします。この工程はスキップしてもよいのですが、後から微調整するためにやっておきましょう。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53673536/picture_pc_94dd43815720730c1fdacdd3a208c1d6.png?width=1200)
[フィルター]メニューの[CameraRawフィルター]をクリックします(キーボードショートカットは⌘ + shift + A)。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53673695/picture_pc_abb3463c0012911a2cca5190f6b867f9.png?width=1200)
[CameraRaw]のウィンドウが開いたら、右に並んでいるツールの最下部の[プリセット]をクリックします(キーボードショートカットはshift + Pキー)。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53673776/picture_pc_6a5772b3df2179033543f5510231a30a.png?width=1200)
マウスオーバーだけで適用結果を確認できますので、お好みのプリセットを見つけましょう。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53674266/picture_pc_110089fc8d15aa900c15d309ddc86ec7.png?width=1200)
仕上げ
[レンズ]セクションの[周辺露光]などを調整すると、もっと“それっぽく”なります。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53674299/picture_pc_df44a0b5ed73d29f445ef929ad075ebd.png?width=1200)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53674824/picture_pc_2da9412c813499102b4519b91de4ea55.jpg?width=1200)
プリセットは追加できる?
CameraRawフィルターでは、CameraRaw、および、Lightroom用のプリセットを使えます。
[…]アイコンをクリックすると表示されるメニューから[プロファイルとプリセットを読み込み]をクリックして、XMPファイルを指定します。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53674649/picture_pc_678d899ce69442817ec9b6027af1108d.png?width=1200)
「preset Lightroom download」検索すると「まさにInstagram!」みたいなプリセットがたくさんありますので、ぜひ探して入れてみてください!
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53674783/picture_pc_8a4fa509d13a0bd0ee3b1a0feabb4ffe.png?width=1200)
運用としては「~/Library/Application Support/Adobe/CameraRaw/Settings」のシンボリックを用意しておき、そこにドサッと入れるのがオススメです。
追記
コメントいただきました!
へー。フォトショップの方がインスタに寄っているのか…。クライアント「インスタみたいにしてくださいよ。チャチャッと」デザイナー「いや、実はアドビだとそんなチャチャッとできないんですよ」という会話がこれまで無数にあっただろうな。 https://t.co/WS57Kusmre
— Hiromi Fujii (@cobta) June 2, 2021
まさに! 世界中で何万回と繰り返されているやりとりだと思います…
一方、このテクニックはLightroomやCameraRawでは、ずっと前から使えるものでした。なお、JPEGなどにも適用できるCamera Rawフィルターは2013年から可能です。
・CameraRaw:DNGなどのRAWデータに対して使えるPhotoshopのプラグイン
・CameraRawフィルター:PhotoshopのフィルターとしてCameraRawテクノロジーを使える機能
なお、CameraRawフィルターは2020年6月にUIが刷新されています。Photoshop VIPさんの記事がいい感じにまとまっています。
RAW画像とは
Canonのページには次のように紹介されています。
RAW画像とは?
RAW画像とは、撮像素子の出力をそのまま記録した画像データです。撮影時にカメラ内部での画像処理は行わず、「RAW画像データ+撮影時の画像処理条件の情報」という特殊な形で記録されているため、画像を見たり編集するには専用のソフトウェアが必要です。
※「RAW」とは、「生の」や「そのまま」の意味です。
RAW現像とは?
RAW画像は、フィルムでいえば撮影済みで未現像状態(潜像)のような概念になります。フィルムは、現像してはじめて画像が現れますが、このRAW画像もその後の画像信号処理を行わないと、パソコン上で画像として見ることができません。そこで、この処理のことをデジタルでも「現像」と呼びます。
スマートフィルター
スマートオブジェクトに変換してからフィルターをかけることで「スマートフィルター」として扱われます。
スマートフィルターの利点:
① 後からON/OFFできる
② ダブルクリックして閉じたときの状態を呼び出し、再編集が可能
③ レイヤーマスクで適用したい領域を限定できる
プレミアムプリセット
2021年6月のアップデートで「プレミアムプリセット」が追加されています。
ポートレート:濃い肌
ポートレート:中間の肌
ポートレート:明るい肌
スタイル:ヴィンテージ
スタイル:映画的
スタイル:未来的
テーマ:旅行
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54243061/picture_pc_f222d92db3a3f1dd5ed4baed118dccdc.png?width=1200)
適用量のパラメーターが追加
プリセットを適用後、どの適用度を調整するパラメーターが追加されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1670482758338-LwMhZxGWZ1.png?width=1200)
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7425662/profile_a5ee2a599e9dc5d7e0de3dfdbdf04018.jpg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
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