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「とりあえず、これ使って」と渡されたExcelの表をIllustratorで印刷用に利用する方法

「とりあえず、これ使って」とExcelの表を渡されることがあります。

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その場合、考えられるのは次の方法です。前者は面倒ですし、後者はスミ文字の扱いなどの点で印刷用には不要です。

  •  テキストのみを抜き出し、Illustratorで「タブ整形」する

  •  Excel上でPDFに変換し、PDFを配置する

そこで、印刷用に使うことを前提に、また、なるべく手間をかけずに行ための手順についてまとめてみました。
※PowerPointでも、同じようなワークフローが可能です。

2分ほどの動画にもまとめました。YouTubeチャンネルへの登録もお願いします。


ポイント

  •  ExcelからIllustratorへは、テキストを保持したままコピー&ペーストできるが、印刷用のデータとしては細かい調整が必要

  •  文字色を「スミ」にするなどのカラーの調整にはオブジェクトの再配色(ライブカラー)を使う

  •  テキストのみ、同じ塗り/線のオブジェクトのみのように選択する場合には、[選択]メニューが重宝する

  •  長方形に[変形]効果で[水平方向:0%」、[パスファインダー(アウトライン)]効果を適用し、アピアランスを分割後にグループ解除すれば、線として扱える

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