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#はやさはちから

行ごとに散けているテキストをエリア内テキストに統合する(Illustrator)

好ましくありませんが、PDFをIllustratorでひらくと、テキストが行ごとに散けてしまうことがあります。 標準機能のみIllustratorの標準機能なら、次の手順で実現できます。 テキストをカット 文字ツールでテキストエリアを作成し、ペースト 行間や禁則を調整 トラッキングを調整 トラッキングを調整PDFから戻したテキストの場合、カーニングがトラッキングに変換されていることがあるため、⌘ + option + Qキーでトラッキングを解除します。 または、

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IllustratorドキュメントからMarkdown原稿を作成する

Illustratorで書いたという長文の原稿が入稿予定です。Google ドキュメントなどを使い、構造化を意識して執筆いただくのがベストなのですが、図版の数が非常に多いため、これもありかな…と思ったりもします。 Markdown原稿に変換する手順を考えてみました。 Markdownって?Markdown(記法)は、特定の記号を付けることによって、見出しや箇条書きなどを指定する「マークアップ言語」のひとつです。 たとえば、段落の先頭に次の記号を付けることで、それぞれの段

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新規のレイヤー/アートボード/ドキュメントに移動(Illustrator)

選択しているオブジェクトを引き連れて、新規のレイヤー/アートボード/ドキュメントに移動する操作をサクっとできるようにしておくとはかどります。 新規レイヤーを作って、選択したオブジェクトを移動する 「新規レイヤーを作って、選択したオブジェクトを移動したい」ことってありませんか? 複数のレイヤーに散らばっている場合、[オブジェクト]メニューの[重ね順]→[現在のレイヤーへ]を使えばよいのですが、ついつい[カット]を実行してしまってIllustratorが落ちたります。 そ

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Illustratorでアイコンなどを余白も含めた正方形サイズでSVG書き出しするベストプラクティス

池原さんが問題提起されていた「アイコンなどを余白も含めた正方形サイズでSVG書き出し」する方法について考えてみます。 「正方形のアートボードを作って、そこに配置する」のはわかるけど、面倒い…アイコンごとに個別のアートボードにして書き出しのがセオリーです。 そのためには「アートボード=余白を含めた正方形サイズで作って…」なのですが、そこまでが面倒。 1. アピアランスでアイコンに正方形の長方形を追加[形状に変換(長方形)]効果を適用して、アピアランスでアイコンに正方形の

Illustratorで選択しているオブジェクトを引き連れて新規ドキュメントを作成するスクリプト

Illustratorで「一息ついたので、選択しているオブジェクトのみを別のドキュメントにしたい」とき、次の手順を踏みます。 選択しているオブジェクトをコピー 新規ドキュメントを作成 ペースト または、次の方法。 ファイルを閉じて、Finder上でファイルを複製 複製したファイルを開き、不要なオブジェクトを削除 どちらも面倒です。 前者:コピーしたタイミングでIllustratorが落ちやすい 後者:「あれ、残したいの、どれだっけ?」となりがち。というか、閉

選択した配置画像をマスクするスクリプト

Illustratorでは配置画像を選択し、⌘ + 7キーで同じ大きさでマスクされます。実行直後はパスが選択されていますので、バウンディングボックスを調整してトリミングできます。 配置画像の複数のときにも同様に処理されますが、複数のときにはパスでなく、クリップグループが選択されるのが理想です。 ChatGPTに頼んで書いてもらいました。 #target illustratorfunction main() { var doc = app.activeDocumen

アイコンを丸くマスクする

SNSのアイコンなど、丸くマスクする機会が増えています。 1つ2つであれば、円を描いてクリッピングマスクをかければよいのですが、これが20個となると絶望的に面倒です。 たくさんのアイコンを正円でマスクするたくさんのアイコンを正円でマスクするには、次の手順で行います。 画像をまとめて選択してcommand + 7。それぞれ個別に長方形でマスクされます。 2. オブジェクトを選択し直す 3.[角を丸くする]効果を適用します。値は“大は小を兼ねる”でOK。 フチをつける

Illustratorでのオブジェクトとアートボードの並び替え

先日、次のようなアートワークを作成する機会がありました。 その際、次のような点で困ることがありました。 見た目の並びとアートボードの並びが一致しないため、[アートボードの再配置]を行うと、ナンバリングが狂ってしまう 選択したテキストをナンバリングするスクリプト「Add Texts」を実行すると、願うとおりにナンバリングされない タイトな進行だったため、その場ではチカラ技でやっつけましたが、改めて調べてみた。 アートボードを見た目どおりにソートするAdobe Supp

エリア内文字の扱いを超効率化するKeyboard Maestroパレット

昔は「テキストボックス」と読んでいたIllustratorの「エリア内文字」、次の点で頭が痛いです。 [変形]パネルの[幅]に値を入力すると、文字の縦横比が狂ってしまう。バウンディングボックスなら縦横比は狂わないけど、数値指定できない… [外枠からの間隔]を変更するのに、毎度毎度、[エリア内文字オプション]ダイアログボックスを開かなければならない [自動サイズ調整]のキーボードショートカットがない(テキストエリア内文字下のウィジェットをダブルクリックはできるけれど…)

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Illustratorの検索置換をパワーアップするスクリプトなど

次のような処理を行いたい場合、数箇所ならまだしも「仮に、200箇所あったら…」を想定して作業したいものです。 電話番号の「-」のベースラインを下げる 行頭の「●」のフォントサイズを下げる 処理時間を短くするだけなく、手作業によるミスを回避できます。 その際、検討したいのが正規表現を使う方法。しかし、Illustratorの基本機能では正規表現に対応していません。 Illustratorで正規表現を使って置換する手法をリストアップしてみます。 aiRegStyleた

Illustratorでフォント指定、カーニング、文字ツメ、プロポーショナルメトリクスなどをキーボードショートカットでできるようにするKeyboard Maestroマクロ

Illustratorの制作ではキーボードショートカットが使えないことが多く、異様にマウスクリックが必要です。 「このまま仕事を続けていけば腱鞘炎になるだろう」というおそれから、“なるべくクリックしないで生きていく”ことをテーマに取り組んできましたが、2年前、腱鞘炎のような症状で苦しみました。 次の操作をキーボードショートカットでできるようにしています(普通のIllustratorではできません)。 フォント指定(よく使うもの) 自動カーニング:メトリクス、オプティカ

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Illustratorで「選択しているオブジェクトを新規レイヤーに移動し、そのレイヤーを最背面に移動してロック」までを1ストロークで実行する

自分の場合、Illustratorでの制作物では基本的にレイヤー分けしません。 その理由は[オブジェクトを前面に/背面に移動する]コマンドがレイヤー内のみで有効なため。 その一方、ドキュメント全体に背景色を付けるようなケースでは、別レイヤーにしておかないと、背景色を付けたオブジェクトの下に回り込んでしまって不便です。 次の作業を1ストロークで実行する方法について考えてみました。 新規レイヤーを作成し、レイヤー名を「bg」に変更する 選択しているオブジェクトを「bg」レ

Illustratorで人物の写真の大きさを揃えて整列する作業に活用できるスクリプト

「大きさが不揃いの画像の大きさを揃えて整列」、手作業でやったらしんどい作業ですが、スクリプトを使えば一瞬です。 大きさを揃えるスクリプト@rocappaさんのサイズを指定してオブジェクトの大きさを揃えるスクリプト(縦横固定)Script to align the size of object[Fixed] @sttk3comさんの「選択アイテムを長辺に合わせてリサイズしたい!」(短辺版もあり) タイル配置するスクリプト@gorolibさんの「列数と間隔を指定してグリッド

Illustratorの「整列」操作の最適化

Illustratorの制作に欠かせない「整列」。欠かせないというよりも「デザインとは整列だ」くらいの勢いで整列を行う回数が多いわけですので、手軽に、スピーディに整列を行えるは作業効率に直結します。 従来(2011年)ところが、Illustratorの標準機能では、次のようにペインポイントばかりでした。 [整列]パネルのボタンをクリックするしかない(キーボードショートカットが用意されない、設定できない) 「アートボードに整列」したいときには、[整列]パネルのボタンをクリ