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2021年5月の記事一覧

「イラレがよく落ちる😣」への処方箋

30-60分ごとに定期的にIllustratorを再起動 落ちる最大の理由がメモリ管理。メモリ解放機能がないIllustratorは作業履歴を延々と貯めていきます。そのため、30-60分ごとに定期的にIllustratorを再起動してクリアするのがオススメ。 「オススメ」というより「必須」レベルです。 ※OSの再起動ではなく、Illustratorの再起動です。 ついでに立ち上がって身体を動かしたり、遠くの景色を眺めたり、ちょっと休憩を入れましょう! でも、気づくと3時

メリットいっぱい、使ってこなかったことを後悔するシンボルの活用

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今のIllustratorならできる 「アウトライン化」しなくてもできること

Illustratorでテキストを図形化する「アウトライン化」。今のIllustratorなら「アウトライン化」しなくてもできることが増えています。 ① 文字タッチツール ② グリフにスナップ ③ 天地中央に整列(グリフの境界に整列) ④ PDFへのフォント埋め込み 文字タッチツール垂直比率、水平比率、カーニング、回転、ベースラインシフトを調整できます。 大きさ変更を行う際には右上の「○」をドラッグしましょう。 文字を移動したいときには、左下の●を使わなくても、文字の

フォント名の見方

フォント名には、ベンダー(=開発会社)の省略記号、グリフセット(収録文字数セット)、ウエイトなどの情報が入っていることがあります。 それぞれの意味を理解することはフォントを使い分けるヒントとして役立ちます。 この記事で参照しているのは一部のフォントです。 すべてのフォントに共通の情報でなく、フォントベンダー(=開発者)によってフォント名にどのような情報を入れるか、どのように入れるかはさまざまであることに留意ください。 フォント名を読み解くための記号 フォント名には、次に挙

ワークフローをデザインする

前田 高志さんが、書籍『勝てるデザイン』の中で次のように語っています(p. 65)。 「よりデザインに集中するために」「些末な作業で疲弊しないように」、「ミスやモレ、印刷でのトラブルを回避するために」、仕事の進め方やワークフロー、効率化の追求など、デザイン以外の部分も軽視できません。 言い換えれば、仕事の進め方やワークフローそのものも完成のないデザイン。常に最適化を繰り返し、メンテナンスしていくことが不可欠です。 DTP Transitは2005年から「仕事の進め方やワ

派手さはないけど、毎日使う「#常用アピアランス」という発想

2000年リリースのIllustrator 9.0から21年、イラレ職人 コロさんの功績もあり、ようやくIllustratorのアピアランスが一般的なものになりつつあります。 ビックリ驚くアピアランスは、その謎解きを見るだけでも楽しく、Illustratorへの深い理解に役立ちますが、使う頻度を考えると年に1回使うかどうかというものも少なくありません。 そこで、提唱したいのが #常用アピアランス という考え方。 • 派手さはないが、使用頻度は高い • デフォルトの機