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切花のお手入れ

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切花のお手入れ方法をスタッフが語ります。
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#植物

切花のアジサイを長持ちさせる方法

前回は、鉢物のアジサイについてご紹介しました。 今回は、切花のアジサイについてご紹介します。 《アジサイの花は?》 日本原産のアジサイ。 6月になると、路地や公園などで綺麗に咲きますね。 ですが、花がどの部分なのか知っていますか? アジサイは装飾花(ガク)と真花を持った花のつくりになっています。 一般的に花だと思われている部分は、装飾花(ガク)です。咲き方は主に2種類に分けられます。 ① 手まり咲き(西洋アジサイ) 一般的に丸く咲く咲き方です。 日本のガクアジサイが

🌷花屋が教える、チューリップの咲き方の違い🌷

まだまだ、寒い冬が続きますが、お花屋さんでは段々と春が訪れています。春を代表するチューリップも色とりどり並んでいます。皆さんはどれがお好きですか? 《花言葉》 お花には、それぞれ花言葉がついていますが、チューリップは、色や本数によって花言葉が異なります。 チューリップ全体としては、「思いやり」や「博愛」などがあります。 自分の好きな色をプレゼントしたり、自宅に飾るのも良いですが、花言葉を考えて渡すのも良いですね。 《咲き方》 チューリップは6種類の咲き方に分けられます。

🌿夏にオススメの葉物10選🌿

猛暑がやってきました。 夏は、お花が持たない季節ですね。 そこで、今回は暑い夏でも長持ちする葉物をご紹介します! なぜ花が長持ちしないのか... 暑いと花が長持ちしない原因は3つあります。 日本の夏は、高温多湿です。そのため、花瓶の水の温度も上がりやすいです。気温が暑いと花瓶の中では、バクテリアが繁殖しやすくなります。その水を花が吸い上げてしまい、花にバクテリアが吸い込まれ、しおれてしまいます。また、活ける際に茎に沢山葉がついたまま活けると蒸れて花自体がダメになってしま

9月9日は菊を飾ろう!

9月になり、すっかり店内も秋めいてきました。 皆さん、9月9日は重陽の節句です。菊の節句とも言います。 重陽の節句とは、 五節句の一つで、平安時代に宮中行事の一つとして中国から伝わったと言われています。 中国では、奇数の日は縁起の良い日とさてれおり、3月3日や5月5日の奇数が重なる日にお祝いの節句をしました。中でも1番大きな「9」が重なる日を『重陽』とし、縁起が良い日になりました。 中国では、菊の花は不老長寿の花として親しまれていました。旧暦だと9月がちょうど菊が咲く季節