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得意と幸せの間をつないでくれた、VIA-ISの強み(1000字)

VIAの強みを1つずつ取り上げる対話会の運営に関わっている。
18ヶ月で28回開催した。

運営は楽しいし、強みを理解することで自己理解が進んでいると感じるし、他者に寛容になれているように思う。

強みと聞いてもワクワクしなかったころ

かつては強みと聞いても一歩引いていた。

得意なことがわかったからって
得意なことが仕事になったからって
幸せとは限らない。
ドラマ逃げ恥で「やる気の搾取は許さない」みたいなセリフがあって
そのとおりだと思った。
得意はただ得意なだけ。
好きなことをするうちに習得したのかもしれないけれど
それを他人にいいように使われ始めたら
得意なことが辛くなってくる。

だから、強みを知って使うとやる気も幸福度も上がると聞いても、逆に少し悲しくなった。

あのとき、私は何を見落としたんだろう?

価値観を理解するのに使えるVIA-IS

モチベーションなく得意なことをしていても
あまり幸せは感じない。
ところが私はこの「モチベーション」が苦手だ。
自分は何を大切にしているのかを曖昧なまま来てしまった。

24の強みは24の価値観

VIA-ISは得意とは違う人格徳性的強みだ。
24個の強みが6つの美徳に分類されていて
どれもが「人としてどう在りたいか」という価値観を連想させる。
この価値観がモチベーションに火をつけると思う。
だからVIA-ISは測定結果で低い順位の強みも弱みではなく強みだ。
その強みに動機付けられることは少ないかもしれないけど出番はある。
しかも、順位は状況や経験で変わるのだ。

対話会で、ひとつの強みをとおして自分を見つめる

VIA-ISはわかりにくい。
なぜかといえば、ひと通り定義されているけれど、その表し方には正解がないからだ。
キャラクターストレングス強みの対話会は、そんなわかりにくいVIA-ISの強みが自分の中に存在することを感じる機会だ。

対話会では
VIAの強みをひとつずつ取り上げて
その強みの特徴を知って
自分に当てはめて考えてみる。
何か出来事を思い出すかもしれないし
身近な誰かが思い浮かぶかもしれない。

こんなふうに
その強みのフィルターをとおして
自分なりのエピソードを掬い上げる。

それを対話することで人との違いや類似を発見し
その強みが自分の行動や思考に与える影響に気づき
自分にとっての強みの存在が浮き上がるのだ。

最後に

VIA-ISを知ると
好きに自信ができて
得意の理由がわかり
空回りが減った。
幸せが増えるのも納得。