迷い、葛藤しながら仲間と目標を達成する、桃太郎の強みとは?(1,000字)
強みの学び方研究会で考案したワークショップで
桃太郎を題材にVIAの強みの理解を深めた。
●桃太郎の強みが〇〇だったら…?
このワークでは対話グループごとに桃太郎の強みが異なる。
私たちのグループの桃太郎のTOP5の強みはこちら。
親切心
チームワーク
寛容さ
社会的知性
リーダーシップ
身近な人との関わりをとても大切にしながら
仲間と協力して
大きな目標を実現していくような桃太郎だ。
強みの定義を共有するため、aweで開発したウェブアプリを使用した↓
強みを決定すると選んだ強みの説明を表示する。
●桃太郎の人格がリアルになる!?
物語はお馴染みの筋書き通りに進んでいく。
昔話では、ワクワク旅立って、三匹を家来にして、鬼をやっつけて、宝を持って意気揚々と村に帰る。
だけど、私たちの桃太郎はそんなに単純じゃなかった。
年老いた両親を置いてまで自分が行くのか?
3匹とどうすればいいチームになれるのか?
鬼にも事情があるのではないか?
自分の中の大切な価値観が、揺らぎ・葛藤し、それでも物語が筋書き通りに進むように、何かを選んで行動するのだ。
きっとそんな桃太郎なら
鬼退治しておしまいではなく
なんとかして共存や共生のチャンスを作るように奔走しそうだなと思った。
●視点を変えて強みを考える
どのグループの桃太郎も、桃から生まれて、元気に育って、鬼退治に成功するけど、考え方も行動も違っている。
どんな風にその強みが育まれて、行動にどんな影響を及ぼすのか?
桃太郎という衆知の題材だからこそ、脱線し過ぎず、だけど自由に桃太郎を動かせたのかもしれない。
桃太郎の育った環境が強みにどう影響したのか?なんてことを考えるのもおもしろかった。
おもしろおかしくエピソードを考えながら、桃太郎視点になったり、別の視点になったりして、自然と強みについて理解を深めていけたと思う。
●行動の背景にある価値観を意識すると、行動しやすくなる
現実でも私たちはこんなふうに迷ったり葛藤を感じている。
普段は「行動を迷っている」と思いがちだけど、実はそうじゃない。
このワークで、桃太郎がどんな価値観を大切にしたいのかを意識しながら行動を考えることで、価値観が行動の推進力に変わっていると気づいた。
だから、現実でも、行動がどんな価値観に結びついているのかを意識してみると、行動しやすくなるはずだ。
VIAが「行動の中の価値」であることを実感できるワークだった。
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私たちは、すべてのことに同じように対応しているわけではありません。
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