ジャパネットたかた成功の思考法~なぜボイスレコーダーを高齢者や親子に売ることができたのか
だいふく です。
今日は、書籍『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』【かんき出版】から学んだ、
ジャパネットたかた成功の思考法~なぜボイスレコーダーを高齢者や親子に売ることができたのか
について。
書籍『パン屋では..』とは
書籍『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』は、編集者として累計1,000万部以上の本を企画してきた編集者の柿内尚文さんという方が書かれた書籍です。
この書籍の内容は、企画を考える人だけでなく、「考える」ことに関わっているすべての人にとって役に立つ本だと言えます。
この note では、書籍の中でも特に「これは使える!」と私が感じた「アイデアを生み出す力」に着目してご紹介していきます。
アイデアを生み出す3ステップ
まず、アイデアを生み出すためには3つのステップがあると述べられています。
1.アイデアのゴール(目的)を決める
2.アイデアを生むための必要なインプットをして、現状を整理する
3.アイデアを考える
確かに、いきなり、「さぁ、アイデアを考えよう」とはならないですよね。アイデアを考えるには何らかの目的があり、目的を達成するための情報収集(インプット)が必要です。その準備ができてはじめて、良いアイデアを生み出すことができるというのは納得です。
「考える」とは何か
いよいよアイデアを考える準備は整いました。
「さぁ、アイデアを考えよう」という状態です。
しかし、では、いざアイデアを「出そう」という段階になってうまくいい考えが浮かばないことはありますよね?
そのときに使えるのがこの書籍で紹介されている「広げる」と「深める」という考え方です。
考えを「広げる」、考えを「深める」とはどういうことでしょうか。
私の解釈では、1つの考えるテーマについて、拡散していくような考え方です。例えば、
【広げる】=(拡散的考え方)
このサービスを、お客さんを変えて売ることはできないかな?
というような考え方です。
「深く」の方は、同じく私の解釈では、より本質に迫るような方向で考えていくことになります。イメージとしては、
【深める】=(本質に迫るような考え方)
このサービスの価値を、実は最も感じている人は誰だろう?
のような考え方です。
具体的な成功事例
書籍で具体的な成功事例として紹介されていたのが、ジャパネットたかたが「ボイスレコーダー」の販売手法です。
今までのボイスレコーダーは、取材をする人のための録音ツールでした。その中で、ジャパネットたかたは、「物忘れの多い高齢者のメモ代わりとしての用途」や「親子のコミュニケーションツール」としての使い道を提案し、大きく販売を伸ばしたそうです。
この事例は、「広げる」手法を使って、拡散的な考え方をしたアイデア発想から生まれています。
さいごに
書籍に掲載されている数々の事例も非常に身近で納得感がありました。また、書籍では、「広げる」ことと「深める」ことについて、
それぞれ6つづつ具体的な【手法】が紹介されています。
先程の「ボイスレコーダー」を別のターゲットに売った話は「広げる」の「ずらし法」です。
書籍『パン屋ではおにぎりを売れ』の内容は、企画を考える人だけでなく、「考える」ことに関わっているすべての人にとって役に立つ本だと言えます。
この note では、書籍の中で私が特に「これは使える!」と感じた「アイデアを生み出す力」に着目してご紹介しました。
本書、ぜひご一読ください!
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