ガンバ大阪歴代外国人列伝(2011~2015)

アドリアーノ(2011~2011.6)

2010年にお隣のセレッソ大阪でバリバリ活躍していたところを翌年に所属元のインテルナシオナウから引き抜いた。日本のチームで活躍した選手を獲るというガンバお得意の手法である。プレーはスピードがあにもかかわらず足元の技術のも優れており、速い!上手い!でこれは今シーズン得点王や!と思ってたら6月に中東へ引き抜かれていくという、南米発ガンバ経由中東行きのチケットをお持ちだった。ガンバでは8試合のみの出場も9得点という試合数よりも多い得点力見せつけてくれていただけに1年通して入れば…という選手。2014年には徳島、2015年に甲府と日本に帰ってきたが当時ようなの活躍はできず。

ラフィーニャ(2011.7~2012.6)

シーズン途中で中東に売られていったアドリアーノの代わりに当時J2だった草津から引き抜いたストライカー。アドリアーノ同様素早い選手だったためショートカウンターの的にもなってた。加入後初出場となった鹿島戦で途中出場にもかかわらず初得点、そして3点に絡む大活躍でサポーターの心を掴む。その後もリーグ戦でハットトリックをするなど2011年は順調にシーズンを進めることができたが翌2012年、監督があの男たちに変わってから自身も不調になりシーズン途中で契約解除。蔚山現代に移籍していった。多分コナンの映画に出てきてた黒人選手はラフィーニャ。

キム スンヨン(2011)

右のサイドバックが加地しかいねぇ!ってなったので全北現代から取ってきた北京五輪韓国代表選手。しかしサイドバックで使うには守備が下手すぎて使うの恐いからサイドアタッカーで使ってみたらええやん!となったらしい。wikiによると顔がサザエさんのカツオに似ていたからカツオと呼ばれていたらしい。らしいらしいが続いたのはなぜかほとんど記憶にないんだ…24試合も出てるのに…

アフォンソ(2011)

ガンバがうまくいったことのないのに懲りずにとってきたC契約選手。
プレーを見たためしがないので何も書けない。申し訳ない。彼以降C契約選手を獲らなかったのはこれで懲りたのだろうか。

金 正也【キム ジョンヤ】(2011~2012、2014~2017)

彼を入れるかは迷ったがACLでは外国人枠だったので入れておく。(Jでは在日枠)
2011年に駒澤大学から加入。ガンバデビューは主力の怪我もあり、出番がまわってきたACLメルボルンビクトリー戦。そのままJ開幕の大阪ダービーでもスタメン出場となった。ガンバのセンターバックらしく跳ね返せるがポカが気になるという選手だったためスタメン出場し続けられるという選手ではなかったがカップ戦や緊急での出場でも堂々とプレーをしてくれた。2015年のACLベスト4をかけた全北戦でロスタイムにだした米倉へのスルーパスは今まで見たことないぐらい繊細なトラップからのパスだったし見たとき最初はヤットさんが出してるものだと思うくらいには正也のプレーらしくなかった。ガンバ晩年はめちゃくちゃパーマあてて居たのはなんでなんだろうか。2017年に退団し現在はベガルタ仙台に所属。

パウリーニョ(2012~2013)

京都や甲府で頑張ってた左利きフォワード。2012年にパウリーニョをとってきたときは正直大丈夫か?と思ったがチームは大丈夫じゃなかった。センターフォワードで使うと体張れない、かといってサイドで使うと守備ができない基本的にスーパーサブ的扱いだった。2012年のガンバは17位降格にもかかわらず得失点差+2という意味わからん成績で降格したためそこそこ点は取ってた。2013年はハードワークを求める長谷川監督が就任し自身の怪我もあり出場機会を減らしそのまま退団。

エドアルド(2012)

キムスンヨンが結局サイドハーフで使って結局退団したし結局加地さんしかいねぇ!ということで獲得した右サイドバックだった。しかし度重なる怪我で満足にプレーできなかった。ここら辺からガンバは自前で外国人獲ってくるセンスなさすぎない?という疑問がやっと確信になった。写真がない。

イ スンヨル(2012)

まだまだいる降格したときの外国人選手たち。
FCソウルから獲得した韓国人サイドアタッカーも結局なんのインパクトも残せずシーズン途中に蔚山へレンタル。シーズン終了後そのまま退団となった。

ロチャ(2013.6)

シーズン途中でレンタル終了となったレアンドロの代わりにとってきた選手。加入後5試合連続ゴールを成し遂げるが結局連携面で合わせることができず。さらに同時に入団というかバイエルンから帰ってきたタカシ・ウサミとかいう反則級選手がセンターフォワードとして覚醒し試合に絡めなくなっていった。やっぱりガンバは自前外国人を見る目がないのだろうか。

オ ジェソク(2013)

前項で見る目がないと書いたがジェソクをとってきたのは素晴らしい判断だった。今やガンバサポの中で嫌いな人間はいないと思う。左右両方のサイドバックをハイレベルでこなす韓国人SB。ロンドン五輪銅メダリスト。守備は得意な反面攻撃面で物足りないところがある。
彼の魅力は人格者であるところだと思う。加入当初は怪我や試合の出場状況でふてくされていたが、来日した両親に「今後来る韓国人選手も誤解されてしまう」など一喝されてから生活態度をあらため2年目からはサイドバックのレギュラー格に。試合中にはチームに声をかけ鼓舞し、試合終了後勝利したならばエンブレムを叩きガンバへの愛をメディアに語る。また流ちょうな日本語を話し韓国人選手と審判の通訳をすることも。また今年ジェソク、ウィジョ(2018年)、キムヨングォン(2019)の韓国人三人態勢になり韓国語通訳がヨングォンにつくことになったがウィジョへの通訳をジェソクが行うことも。来日当初、練習場まで迷ったかなんかで近くの飲食店の老夫婦に丁寧に教えてもらったことに感激しJ100試合の花束の贈呈に招待する、肺の難病治療のため来日し吹田にある病院に入院していた韓国人患者への支援などエピソードは大量にある。自分も好きすぎてこれぐらいかけてしまう。
また加地さんに来日当初、とても親切にしてもらったため加地さんをとても尊敬している。めっちゃいいやつである。現在ガンバの歴代外国人最多出場記録、在籍記録更新中。

エブソン(2014~2014.7)

CBがあかんとなったので引っ張ってきたブラジル人選手。しかしガンバでは1試合も出場することなくシーズン途中にカマタマーレ讃岐へレンタルされていった。カマタマーレ讃岐では絶対的スタメンだった。以上。

パトリック(2014.7~2017.6)

風間八宏監督時代の川崎が初の日本移籍だったがなぜ風間サッカーに合うと思ったのかわからんくらい足元がダメダメな選手。しかしガンバでは圧倒的なフィジカルとスピードを武器に相手を押し込み、相方の宇佐美が仕留める形やパトリックの裏に蹴っとけーで走るパトリックはまるで重戦車だし「戦術パトリック」は強烈だった。しかし、足元が下手すぎて外したシュートも数知れず。それでも日本代表の槙野を吹き飛ばすほどのフィジカルモンスターを止められるチームはなくあれよあれよと三冠達成に貢献。翌年もガンバは「戦術パトリック」を強行。CS浦和戦では槙野を引きずり西川に衝突しながらも点を取ったり天皇杯では決勝で勝ち越し点を取る大活躍で天皇杯連覇と第2期黄金期の主役なのは確か。しかし2016年10月に右十字靱帯損傷及び右外側半月板損傷の大けがを負いシーズンアウトもガンバの功労者への誠意といことで翌年まで契約延長。2017年に復帰するも6月に契約満了となり惜しまれながらも退団した。
ガンバ在籍時から日本へ強い愛着があり帰化の想い、日本代表への想いをメディアへ告白。一度は申請を却下されるも現在二度目の申請準備をしているらしい、日本語もめちゃくちゃ勉強中。あと息子のフェリペ君がめちゃくちゃかわいい、大阪でも広島でもサッカークラブで無双しまくってる。

リンス(2014~2015)

「仕上げはリンス」でおなじみのリンス。ブラジルセリエAの得点王の肩書を引っ提げて加入もCFでは線が細く、サイドハーフでは長谷川監督が求めるハードワークができずサブ的扱いにしかし2014年27節鹿島戦で後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めるなどスーパーサブとして大活躍、あの点がなければガンバのJ1優勝はなかったとまでサポーターに言われるほど。32節浦和戦でも佐藤晃大の決勝ゴールをアシストするなど彼の「仕上げ」にはとても助けられた。
ガンバ退団し2018年に加入したFC東京では自身はリンスを使わないという衝撃の告白もあった。現在は中国に甲級のチームに所属。


久しぶりに見る名前とこんな奴おったな的名前を思い出せていい企画だなと思う。
さぁ次はいよいよラストだ!