井原 真吾

IT系の会社やったり、サウナ入ったり。 追求していく生き方をしばらくはしていたい。

井原 真吾

IT系の会社やったり、サウナ入ったり。 追求していく生き方をしばらくはしていたい。

最近の記事

「要求」を言語化する技術

僕はIT系の職種の方にはもちろん、非IT系の職種の方にも強くおすすめしているスキルがあって、それが「要求」を言語化する技術です。 これまでの社会人人生で、この能力があるのとないのとで、依頼先の人の力をどれくらい引き出せるかが圧倒的に変わってくるなというのを体感してきました。 ※今回の話は、要求の抽象度の話など微妙に業界で統一的な見解があるものでもないので、僕の持論ぐらいに思っていただけると幸いです。 前提 ビジネスの(特にIT系の)現場では、「こんなものが欲しい」とい

    • マネジメント業務における権力と権威

      4月が近づいてきて、最近新たにマネージャー任用される方や、マネージャーよりさらに上の役職に就く方からの相談がありました。 そこで、自分がマネージャーをやる時に気を付けていたことや、マネージャーを部下に持ったり人事などのマネージャーを支援する業務を行なっていた時に気を付けていたことを言語化しておきます。尚、今回の内容は大学時代に政治学科で学んだことがベースとなっておりますが、古い記憶で間違いまくっていると思うので、戯言の前提で読んでいただければ。 独裁者の権力と医者の権威

      • ChatGPTとビジネスの現場から:コンテキストゲームを制するものがプロンプトゲームも制する

        前提 自分は営業部長やビッグデータ部署のマネージャーなど、さまざまな業務を経験してきましたが、昨年11月頃(ChatGPTが出る少し前)くらいから、主に自営業でLLM(大規模言語モデル、ChatGPTなど)関連の業務を複数の会社とやらせていただいています。特に、現場の業務問題を解決するためのLLMの活用方法について研究しており、今回はその中で気づいた「プロンプトゲームではなく、コンテキスト(文脈)ゲーム」という考え方を共有します。 なぜこれだけ賢いChatGPTが俺たちの

        • 調子に乗ることの何が悪いか?

          最近、自分や自社が調子に乗っていないか、を意識することが増えました。 別に誰かに何か指摘されたわけではないのですが、今経営している会社は、行政のデジタル化というトピックが注目されていることもあり、今までと何も変わらないつもりでも持ち上げられることが増えました。 2年くらい前まではまったく注目されていなかったトピックだった故に、あまり話を聞いてもらえないことも多く、調子にのる機会もかなり少なかったと思うのですが、環境の激変とともに気をつけたいところです。 そんな中、そもそ

        「要求」を言語化する技術

          なぜ営業組織と開発組織の仲は悪くなるのか?を考えて体制構築したらBizDevの重要さがわかった話

          前提として、私は営業組織でも開発組織でも働いた経験があります。 営業組織で学んだこと私は新卒でリクルートに入社し、キャリアの最初は「カーセンサー」という中古車メディア(当時からWEBが中心)の広告営業でした。 新規顧客開拓では都内の中古車店にひたすら飛び込む中で辛い経験も味わいながらも、噂に聞いていたリクルートの営業部隊を現場で体感できたのは非常に学びが多かったです。 私が働いていた当時、大規模な顧客向けシステムのリプレイスがありました。当時はシステムのことなど何もわから

          なぜ営業組織と開発組織の仲は悪くなるのか?を考えて体制構築したらBizDevの重要さがわかった話

          泥臭いことができる人とは何か?

          先日の記事を書いた後、メンバーから「泥臭いことができる人」ってどういうことですか?という質問をいただき、話してみるとかなりズレがあったので、ちょうど良い機会なので言語化してみます。 自分の考える「泥臭いことができる人」とは、『「実行」しながら「戦略」「戦術」にフィードバックできる人』だと考えています。 長時間労働を行う人でも、現場でひたすら実行のみを行う人でもありません。 仕事の3分類「戦略・戦術・実行」仕事の大半は問題解決だと考えているのですが、それらの仕事は「戦略・

          泥臭いことができる人とは何か?

          COOの仕事とは何か?

          2月8日に行われた日本最大のスタートアップキャリアイベントSTARTUP AQUARIUMに参加させていただきました。 その中で自分はCOOセッションのモデレーターを務めさせていただきました。 COOセッションを通して、自分のCOOとしての仕事を振り返る中で、COOという仕事に対する理解が深まったので、それを書き記したいと思います。 COOセッションで出た「COOあるある」 COOセッションの中で出た話題はどれも共感できるものばかりでした。 「COO自身も守備範囲が広

          COOの仕事とは何か?