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持ち込み機材について①「ロックの場合」

昨夜、大阪時代の古い友人のライブを見に新宿のライブハウスに出向きました。歌舞伎町の一角にあるその地下ライブハウスは

30名も入ればキャパが一杯になるような箱で、合計5バンドが出演、持ち時間20分少々の所謂ブッキングライブです。


その20分に全身全霊、熱い魂を注ぎ込むロックのスタイルはカッコイイなと思うと同時に、

(今回は東京遠征2Daysだそうですが)その20分を気持ちよく迎える為に、本当に本当に大きな苦労が隠されているのだと感じました。


・リハ含め平日の午後の時間帯を借りる費用

・大阪~東京の往復高速代、ガス代、駐車場代(ハイエース的な機材車)

・宿泊費用、サポートメンバーの費用(顎足代)


夜行バスで往復できれば安く上がるのでしょうが、ロックバンドの場合、ギターやベースの他に、

足元のペダルボード(本当にどのバンドも高価そうな機材で足元が要塞みたいでした)

アンプやドラムのスネア、シンバル類など、音にこだわれば、ま~、持ち込む機材の多いこと多いこと。

それらの運搬コストを考えると、ハイエース的な機材車で移動するのが一番安上がりになるんでしょうね。

それはそれでワイワイと道中楽しそうではありますが。


で、ライブの短い転換時間の間に大急ぎでそれらの機材を入れ替え、エフェクターボードをステージに固定し、

最小限の音出しで音作りと音量調整して、ようやくライブが始まるわけです。慣れた手つきで電光石火のごとく

その作業を終える彼らのそれは正に職人芸だな、と思います。私だったらライブが始まる前までに疲れ果ててしまいそうです。



で、ジャズの場合はどうなのかと考えたのですが、

・ピアノ・・・備え付け(キーボードを持ち込む場合あり)

・ヴォーカル・・・備え付け(マイマイクの持ち込みぐらい?)

・ギター・・・ギター本体と少しのエフェクター(生音を重視するからか、ペダルボードは稀)

・ドラム・・・スネアやシンバル、ペダル等の機材を持ち込むかどうかは人による

・管楽器・・・フルートを除いて、まぁ結構重たいものが多いよね

・ベース・・・ウッドベース。これだけ運搬コストが段違いに大きい!



私自身、前回ライブではギター(エレガット)とエフェクター(リバーブ)簡易PAを車で現場に持ち込み、

「機材運搬メンド臭いなー」とか思ってたのですが、ロックバンドの苦労に比べれば何てことはありませんね。