見出し画像

自身の行動を起点にデータで検証する(リモートワーク編)

こんにちはヤフー・データソリューションの棚原と申します。
私は普段DS.INSIGHTやDS.APIのフィールドセールスを担当しております。

ヤフーでは時間と場所に捉われない新しい働き方で、私も普段はリモートワークです。
2020年4月頃から在宅しており、当初は自身の在宅環境をより良くしようと様々なモノを買い揃えました。

それから2年経ちリモートワークにもすっかり慣れましたが、在宅当初と現在では自身が求めていること(悩み)に変化があり、最近でもさらにモノを買い揃えました。

こういった悩みや行動は私に限ったことではなく、他の人も同様なのでは?と考え、せっかくなのでDS.INSIGHTで検証しました。

以下は最近私が購入したモノと理由です。

商品:ネックスピーカー
購入理由:リモートワークでイヤホンやヘッドホンを使っていたが、耳の痛みを感じていた

商品:ランバーサポート(腰痛軽減のための腰当て)
購入理由:ずっと座りっぱなしで腰痛。少しでも軽減したいと思った




 関心者のお悩みは私と同じ?

「ネックスピーカー」検索者を商品関心者と定義し、前後検索傾向を可視化できる時系列キーワードを用いて分析しました。

「ネックスピーカー」検索者の直近1年間の時系列キーワード

するとネックスピーカーを検索したタイミングと同時期に、「イヤホン 耳が痛い」と検索されており、私と同じようなお悩みがありそうなことがわかりました。

そしてなんと「腰痛 クッション」や「椅子 腰痛」といった腰痛関連のことも検索していることがわかりました。(この時点で自分と同じような悩みを抱えている方は、他にもいるんだ!ということが見えました)


お悩み者の推移

次にそれら検索キーワードのボリュームの推移を確認しました。

「イヤホン 耳が痛い」と「椅子 腰痛」の検索ボリュームの推移

最も検索されたタイミングは緊急事態宣言1回目の際ですが、以降もコロナ前に比べると検索されており、引き続き関心が高そうです。
もしかしたら私のように在宅が定着した人でも慣れてきたタイミングで、新たな悩みとして顕在化していきたのかもしれません。


分析のきっかけに自身を用いる

このように自分の行動をデータで振り返ってみると、やはり他の人も同じような悩みを抱えているのでは?ということが見えてきました。

DS.INSIGHTで消費者理解のための市場調査をする際、まずは自分の行動や普段の検索を起点に探索するのも良い手法ではないでしょうか。

※本記事の内容は公開日時点の情報です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?