「母の日 プレゼント」 実は花を贈りたい人は少なめ?
こんにちは、LINEヤフーでコンテンツ編集をしている清作左です。
もうすぐ「母の日」ですね。みなさんは2024年の母の日がいつかご存知ですか?
今年は5月12日。5月の第2日曜日が「母の日」と制定されています。
その由来は、1905年にアメリカで母親をなくした女性が、母の命日にカーネーションを配ったことがきっかけ。1914年にアメリカで祝日に制定され、その後、日本にも伝わりました。
そんな「母の日」を含むワードで、昨年最も検索されたのが「母の日 2023 いつ」でした。
今回は母の日がいつかふと気になるタイミングに合わせて「母の日」にまつわる検索をDS.INSIGHTを使って調べてみました。
「母の日」の検索数、21年から急落
20年から23年の4年間、各年に「母の日」を含むワードの検索数を調べてランキング化してみました。
20年に一番検索された「母の日」ですが、21年以降はいずれも20年と比べて半数以下に激減。代わりに「母の日 西暦」や「母の日 西暦 いつ」が多く検索されるようになりました。
「母の日」の年間の検索の推移を社内のツールで2014年まで遡ってみても2021年から顕著に検索数が落ちていました。
20年はコロナ禍で遠方の家族に会えなくなったのをきっかけに「母の日」を検索。
その結果、母の日になにかするのが習慣化したので「今年の母の日は何をするか」を調べるようになったなどが考えられそうですね。
「今年の母の日になにかしよう」と思い立つのはいつでしょうか?
昨年最も検索された「母の日 2023 いつ」がいつ検索されたのが日次の推移をみてみましょう
母の日っていつ? いつ気になった
薄青色の縦のラインが土曜日、薄赤色のラインが日曜日です。
土日に検索数の山を作りながら検索数を伸ばして5月の第1週と2週にピークを迎えていることがわかります。
週末になると、「母の日ってそろそろだっけ」って調べるのかもしれませんね。
母の日がいつかわかったあと、ユーザーは何を検索するかも見てみました。
母の日に気になることといえば?
グラフの左端が検索した直後、右に行くにつれて検索から日にちが経過してから調べたワードを表しています。
また、グラフの上にいくほど検索数が多いワードです。
「母の日 2023 いつ」を検索と前後して「母の日 プレゼント」を調べるユーザーが多いことがわかります。
母の日がいつか気になり、日にちがわかったら何を贈るかを考えているということの現れといえるでしょう。
「母の日 プレゼント」は母の日を含むワードの検索数ランキングで3年連続3位になっているのも、いつか知ってプレゼントしたいと考えるユーザー行動の現れと考えられそうです。
また、花、カーネーションを贈ろうと考えている人は0.4~3.5日経過したした後に関連ワードを調べているので、前日や当日ではなく前週までに「いつ」が気になった人かもしれません。
では、母の日のプレゼントはどんな検索がされているのか。
今度は「母の日 プレゼント」とともに検索されたワードを調べてみました。
「母の日 プレゼント」 実は花の需要は少ない?
図の円の赤が濃いほうが女性の検索割合が多く、青が濃いほうが男性の検索割合が多いことを表しています。
さらに、母の日といえばカーネーションですが、花の以外の検索されているワードのほうが多く、花以外の需要があることが伺えますね。
とくに、50~70代と実用的が結びついている点を考えると、独立や出産を経験した女性が実体験から「花よりも普段の暮らしで役立つもののほうが喜んでもらえそう」と感じた結果かもしれません。
赤い円が多く全体的に女性の検索割合が多いことがわかりますが、その中でも男性の検索割合が多い「40代」「30代」に着目。どの年代に検索されているかを調べてみました。
「母の日 プレゼント」と比べると違いが一目瞭然。30代のほうは30代の検索が多く、男性が多く検索している傾向があることを考えると、「ママになった妻への贈り物を考えている夫」が浮かび上がってきます。
一方で、40代については10代の検索が圧倒的に多いのが特徴で、「今まで育ててくれたお母さんになにか贈り物をしたい」という若者像が検索結果から描けそうです。
検索から様々な人間模様が見えてきますね。
もうすぐ母の日、あなたは母親にどんなプレゼントを贈りますか?
※本記事の内容は公開日時点の情報です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?