小売店バイヤーがSDGs関心層を分析
DS.INSIGHT Personaでは、Peopleにはない条件指定や可視化できるデータがあります。本記事では「どのようなことがわかるのか?」「どんな場面で役立てられるのか?」をご紹介します。
昨今のトレンドワードでもある「SDGs」。従来よりエコに関する商品は取り扱いがあるものの、更にラインアップの強化が検討されることかと思います。従来からの「エコ」というワードに加え、「SDGs」「サステナブル」に興味があるユーザー層に迫ります。
想定利用者:小売店バイヤー
想定課題: メディア等でのトレンドワードに対し、タイムリーに店頭ラインナップを選定し、販促をかけていきたい。ただ、ターゲットを明確化せずに商材選定をすることで販売機会の損失、在庫過多などが起こる可能性が高い。そのため新規商材に対して、早期にアクションするためのリサーチが必要となる。
今回はまず、「SDGs」またはそれに類する検索キーワードのみ指定しペルソナを作成しました。
以下、作成したペルソナまとめの結果です。
性別に大きな差は出てませんが、年代は40代が多そうです。また検索キーワードを見てみると「住宅エコポイント」「エコポイント交換商品」など、一軒家を購入ユーザーであり、且つ「エコキュート」「エコジョーズ」「ダイキン」等の検索も多く自宅で発電・給湯することでの省エネに興味があることが浮かび上がってきます。
ライフ・プロファイルからは既婚者・子供がいることに特徴が出ています。また職業特徴として公務員が1位となっており、興味関心が高いことが伺えます。
購買意向の特徴を見てみると、「家具・インテリア」と「幼児・子供向け製品」と「旅行・交通」項目に特徴が出ています。
冒頭の検索キーワードや今回の特徴からも”家”に関すること、”家族”に関することへの意向が強めのペルソナと言えそうです。
ここで、「旅行・交通」について少しだけ深堀りしてみたいと思います。
属性ランキングを見ると4位に「旅行」となっています。
そこから更に進めて行くと「家族旅行」が特徴度として高くでていました。(ちなみに寒いエリアよりは暖かいエリアでの家族旅行がお好みのようです。)
サステナブルなラインアップに置いて選定するポイントとしては家(一軒家)や家族にまつわる商材の相性がいいかもしれません。
家具や家電などのインテリアについては、デザイン性だけではなくサステナブルを意識した素材や設計などをポイントとした商材がよさそうです。
これらを活用することで、
・トレンド(もしくはトレンドになりそうなもの)に対し、早期にペルソナ設計をすることで、販売機会を逃さない(逆に自社ターゲットと合わないものは販売しない)
・適切なペルソナに対しての販促企画を立てることができ、施策についても乖離が発生しない
といったことが可能になります。是非、DS.INSIGHT Personaで一歩先のデータ活用を!
以上、ご参考になれば幸いです。
DS.INSIGHT Personaは2022年1月に開始する新サービスです。
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※本記事の内容は公開日時点の情報です。
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