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菓子メーカーの商品企画担当者がポテチ関心層を分析

DS.INSIGHT Personaでは、Peopleにはない条件指定や可視化できるデータがあります。本記事では「どのようなことがわかるのか?」「どんな場面で役立てられるのか?」をご紹介します。

今回はポテトチップス商品企画担当者をイメージし、「ポテトチップス」について関心のあるユーザーをDS.INSIGHT Personaで分析しました。

想定利用者:ポテトチップス商品企画担当者
目的:新たな「ポテトチップス」を販売するに当たり、ポテトチップスを求めているユーザーの理解を深めることで、コンセプトの方向性を検証する。
ポテトチップスはコンビニやスーパーなど身近な場所で販売されているため「どんな検索がされているのか」も知ることができれば隠れたニーズが拾えるかもしれない。

今回は検索キーワードとライフスタイル系の興味関心を指定してペルソナを作成しました。※5月発売を検討中のためペルソナ作成期間を昨年5月として、発売時の購入層になりえそうなデータを確認しています。

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以下、作成したペルソナの結果です。
まず「ポテトチップス」に関心のあるユーザーのボリュームや特徴的な検索が分かりました。また代表的なペルソナイメージとして、AIで生成されたペルソナのイメージも出力します。

どの世代においても女性の方がポテトチップスに対する興味・関心を持つユーザーが多いことが分かります。
特に30代・40代ではかなり男女差があるように見えます。
代表的なペルソナでも30代女性となっていることから関心が高い層といえそうです。

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次に「家族構成」について確認しました。
以下では配偶者有の特徴度が強く出ているものの、子供の有無に関しては特徴度に大きな差がないようです。

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一方、「ライフ・プロファイル」を見ると「出産」や「子供が近々生まれる予定、最近子供が生まれた」が上位にきています。
これらを踏まえると、既婚者で、最近お子様が誕生された、もしくは近いうちにお子様が誕生されると解釈できそうです。

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次に興味関心について見てみます。作成されたペルソナは「グルメ、料理」への興味関心が強い傾向にあることが確認できました。

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グルメ、料理の場合「料理好き」に強い特徴があるようです。

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これらの結果から、このお客様(ペルソナ)がほしいと思える商品はどんなものか考えてみたいと思います。

特に「グルメ、料理」への関心が強いようなのでこれを軸に検討します。
他に、特徴的な検索キーワードのワードクラスターを見ると「美味しい」や「トリュフ」「燻製」などが出ていることがわかりました。食へのこだわりがありそうにも思えますので、「こだわり」という発想も視野に入れられそうです。

1つは、トリュフや燻製風味のような作り手がこだわる特徴的なフレーバーを持つポテトチップスです。これから流行りそうなグルメを調査することで形にできないか検討できそうです。

もう1つは、お客様がご自身の美味しさにこだわって自分好みにアレンジして食べられるポテトチップスです。新商品と言うよりは、既存商品の再アピールになるかもしれません。「料理好き」という特徴がでていますので、お客様同士のアレンジレシピの共有を促すことで販売を盛り上げていただけるかもしれません。こちらは販促案となってきますのでマーケティングチームへ共有してみたいと思います。

このように作成したペルソナの性年代や特徴的な検索が分析できるのは勿論、「配偶者の有無」や「子供の有無」、各カテゴリに対する「購買意向」も可視化することができます。

そのためDS.INSIGHT Personaは以下のようなシーンでご利用いただけます。
・自身がもっているペルソナのイメージとマッチするか否か
・未知の分野におけるペルソナの調査・分析


以上、ご参考になれば幸いです。

DS.INSIGHT Personaは2022年1月に開始する新サービスです。
オンラインセミナーにて紹介しておりますので、是非ご参加ください!


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