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ツイッターの魅力

目次
1. はじめに
2. メリット
3. デメリット
4. 上手に付き合う方法
5. おわりに

1. はじめに
 「ツイッター」は、最近では多くの人が聞きなれたサービスだと思われる。一般の人が使うこともあれば、著名人、さらにテレビの企画などでも利用している。そんなツイッターが私は大好きでさる。しかし、周りを見る限り、私のようにツイッターを使っている人は多くないことに気づいた。そこで本校ではツイッターの魅力をメリット、とデメリットに沿って紹介する。

2. メリット
 自分がツイッターを長く利用している中で感じた大きなメリットは下記の9つになる。
(1) 匿名
(2) 人とつながれる
(3) 情報収集
(4) 思考の種
(5) 面白い
(6) モチベ維持
(7) 素晴らしい作品
(8) その他
 これらのメリットをひとつずつ解説していく。
(1) 匿名
 ツイッターの最もユニークな特徴は匿名性である。世の中に向けて、自分の素性を明かさずに発言することができる。匿名であることによって、まず立場を気にせずに発言することができる。職場に対しての意見や社会に対しての不満はだれにでも少しはある。それを口に出して言える人は多くはない。しかし、ツイッターの匿名性を利用することで社会に自分の意見を聞いてもらえたり、政治家に自分の考えを伝えることができる。
 さらに、ツイッターが匿名であることから、自分が困っていることに関しても相談しやすい。いじめをはじめとして、周りには相談できないことや、「ただ誰かに話を聞いてもらいたい」という情況の人が、世界には少なからず一定数の人がいる。そんな人が自分の弱音をツイッターではくことができる。それがツイッターの匿名性の強みだと私は考えた。

(2)人とつながれる
 匿名性の次のツイッターの特徴は世の中の様々な人とつながれる点である。多くの人とつながれることで、悩みを共有発信することができる。実際に自分が困っている悩みと同じ悩みを持った人に解決方法を聞くことができる。同時に発信することもできる。悩みの中でもツイッターの強いところはマイノリティの悩みを持った人と知り合えることができる点だ。マイノリティの悩みを持つ人は少ない。よって現実世界で共感できる人を探すと見つかりにくいこともあるが、ツイッター上で検索して知り合うことができる。私が最も印象的だったツイートは全盲の人のツイッターである。その人はツイッターをスマートフォンの音声機能を使いながら利用しているという。そのツイートを見て科学技術のすばらしさを再認識した。
 加えて専門家の方に意見を募ることもできる。実際に私が数学の勉強をしているときにわからないところがあっため、ツイッターのダイレクトメッセージ機能を利用して質問をしたことがあった。そうして質問をした結果、気持ちよく答えてくださったのだ。このケースは答えてくださった方のご厚意であるが、ツイッターによって専門家の知見によりアクセスしやすくなったと考えている。

(3)情報収集
 ツイッターは情報収集を主に利用している人が多い。その理由は情報の伝達の速さと多さである。特定の団体の情報が取得したいときは、その団体のツイッターをフォローしていれば、自分から取得しようとしなくても適宜必要な情報を入手することができる。公式の情報の取得のみであるなら、ホームページなどを見れば済む。しかし、ツイッターでは非公式の情報も知ることができる。非公式の情報として例を挙げるなら、いろいろな人々の意見や考察である。例えば今話題の「鬼滅の刃」の映画を考える。公式ホームページに主題歌の歌詞の解釈などは記載されていない。その考察を行うのはファンであり、その考察内容を知ることができるのがツイッターの面白いところである。さらには、考察以外にもちょっとした情報や既出の情報のリマインド、感想などもツイートされている。

(4)思考の種
 ツイッターはすでに述べた通り、様々な人が利用している。そのため今までかかわったことのないような人と触れ合うことができる。実際に先日私は60歳の人とツイッターを通して会話をする機会があり、現実世界では体験できない貴重な機会であった。そんなふうにたくさんの人とふれあっていると自分では考えつかないもしくは気づかなかった考えが目につく。私にとって最近最も印象的だったツイートは、「子供の頃はブレーキを親が踏んでくれたけど大人になった今、やれることは増えたがブレーキを自分で踏まなきゃいけないから自然と疲れる」¹⁾というツイートである。自分も大学生になってからより自由になったものの高校生の方がなんとなく活発的に活動できていた気がした。その違和感を他人が言語化されていることに感動した。このように自分の違和感や普段考えない事が目に入り考えるようになることがツイッターの魅力の一つである。
 
(5) 面白い
 これに関してはいたってシンプルである。単純にツイッターは面白い。様々な人が時事ネタなどを用いてボケたツイートをしている。そんなツイートを多く見ていると笑いの型というものが少し見えてきて自分も面白いツイートが少しずつできるようになってくる。

(6) モチベーション維持
 ツイッターはモチベーション維持のためにも利用ができる。この利用方法は一般的ではないと思われるがユニークな使い方で私は気に入っている。モチベーションを維持するためにそれ専用のアカウントを作るのである。例えば受験アカウント、ダイエットアカウントなどである。そうして毎日目標を達成するための積み重ねをツイートしていく。日々の積み重ねをすることでモチベーションが保たれると同時に一緒の目標を目指す仲間を作ることができる。そうして同じ目標を目指す人どうしで励ましあい、情報を交換することができる。

(7) 素晴らしい作品
 ツイッターは多くの人が利用していて発信の場としては最適である。そのため多くのアーティストが商用利用をしている。アーティストとは漫画家・音楽家・画家などさまざまである。私は特にツイッターで漫画を読むことが好きである。面白いのはその漫画に対して考察や感想などをツイートする人がいることである。その内容を見ることでより作品の理解を含めることができる。

(8) 文章要約能力が上がる
 最後に文章要約能力が上がる。ツイッターは1ツイート140文字という制限があるため文書をできるだけ短く内容を伝える必要がある。加えて、どのような文体なら自分の意思が伝わり多くの人に届くかを考えてツイートする場合もある。それを繰り返していくと文章要約能力を向上させることができる。

(9) その他
 ツイッターを利用してく中でメインのメリットではないが、世の中には話が通じない人が多くいることがわかる。話が全く通じないのである。ほかには全く新しい世界を知ることもできる。

3. デメリット
 ツイッターにおいて私が考えたデメリットは下記の通りである。
(1) 思考が歪む
(2) 炎上
(3) デジタルタトゥー
(4) 身バレ
(5) デマ
(6) 依存
(7) その他
これらについて1つずつ解説していく。

(1) 思考が歪む
 もし私が小学生のころからツイッターをやっていた場合思考が歪んだだろうと感じる。なぜなら年齢が若いと、聞いたことを素直に受け入れてしまうからである。ツイッターには知らなくてよいこと、知らないほうがいいことなども多いため情報の取捨選択が必要である。しかし、子供でそういった能力を持った人は少ない。
 さらに、ツイッターは承認欲求が簡単に満たされてしまうのである。何でもない日ごろの行いをツイートするだけで誰かが共感や「いいね」をしてくれる。それに満足して自分の存在価値が「いいね」されることであると考えてしまうと、より「いいね」が欲しいために過激な内容などに走ってしまうことがある。そのため思考が歪んでしまう危険性があるのだ。

(2) 炎上
 SNSの最も有名なリスクは炎上である。炎上とはネット上の様々な人が特定の物事に対して意見することである。これが過度に行き過ぎてしまうことがある。炎上している人が悪いこともあるが、悪いことをしたからと言ってどんな誹謗中傷をしてもいいというわけではない。中には炎上したことで、自殺をしてしまう人もいるのが現在のSNSの大きな問題である。

(3) デジタルタトゥー
 デジタルタトゥーとは、ネット上に自分の行いが永遠に記録されてしまうことである。インターネット上に一度載せた情報は完璧に削除することは難しい。そのため、一度魔が差してしまい軽い気持ちで投稿したものが永遠に残ってしまうのがネットの怖さである。過去にはネットの投稿が影響して内定がなくなってしまった人もいる。

(4) 身バレ
 ツイッターは匿名で行えるが、絶対に素性がばれないわけではない。アカウント本人の特定は容易である。例えば、「鳥取県」・「野球部ピッチャー」・「去年県大会を準優勝した」という情報があるだけで名前までわかってしまう。写真での特定も容易である。写真に写っているお店や景色などでどこに住んでいるのかが特定されてしまう。自分の素性がばれてしまうことで誘拐や窃盗などの危険性がある。その危険性を回避するためになるべくプライベートなことはツイートしないことが肝心である。

(5) デマ
 ツイッターは情報の伝達スピードが速いと同時にデマの伝達スピードも速い。特にデマはインパクトの大きい情報が多い。そのため多くの人が衝撃を受けて拡散してしまう。最近の例では熊本地震の時に動物園の檻が壊れてライオンが脱走したというもっともらしいデマが拡散されてしまった。ツイッターを使用する際は、情報の真偽を確かめて拡散することが非常に大切である。情報によってはだ誰かを傷つけてしまうこともある。自分で一度しっかりと考えて拡散するべきである。

(6) 依存
 デメリットの思考が歪むという部分で承認欲求が簡単に満たされてしまうことを述べた。承認欲求が人を依存へと落としこめる。常にツイッターには誰かがいるため、つらい時があったときは誰かが話を聞いてくれる。それに甘えて常にツイッターにアクセスことで、現実の問題は何も解決していないのにツイッターに逃げ続けてしまうことがある。このような状況に陥ってしまった場合は、自力での脱出は難しい。しかし、その人にとってはツイッターをやっていることで生きていける救いとなっている可能性がある。それを踏まえると、依存が悪いか良いかを判断するのは難しいと最近私は痛感している。

(7) その他
 大きなデメリットではないが現実で起こったエピソードをツイートしていると、友達と話すことがなくなることがある。口癖もネット用語である「草」「ワロタ」などを多用してしまうこともある。

4. ツイッターと上手に付き合う方法
 本稿ではツイッターのメリットとデメリットをのべた。最後にツイッターと上手に付き合う方法を紹介する。最も大切なことはツイッターにアクセスするときとしない時のメリハリをつけることである。ツイッターは常に情報が更新される。しかし、常に見ている必要はない、したがってまとまった時間をとって確認するのが最適である。加えて、素性がばれても困らないようにツイートをすることが大切である。これは現実世界でも同様だが、誰かに聞かれて困るようなことは発言するべきではない。これはツイッターも同じである。この内容に沿ってプレゼンテーションを行った時に「ツイッターを行っていると、嫌な意見が目に入ってしまうこともあると思いますが、対処法はありますか?」という質問をいただいた。ツイッターを続けているとなれるというのが正直なところだ。なれる以外の観点で見るとすれば、その類の発言をするユーザーをミュートすることによって目に入らなくするべきである。さらに、ワードミュートという機能もあり、自分が見たくない話題や単語などを目に入らないようにすることができる。ユーザーや単語をミュートすることによって嫌な意見は大方取り除くことができる。

5. おわりに
 本稿で述べた通り、ツイッターにはメリット、デメリットともにたくさんある。最後にツイッターをやっていて私が感じたことを一つ紹介する。嫌いな理由や物事は大抵の人が共感すると感じている。実際にツイッターでもその類のツイートは「いいね」がつきやすい。反対に、好きな理由や物事は千差万別であると感じた。時には自分の好きな物事をツイートしても「いいね」がつかず共感を貰えないこともある。しかし、私は「いいね」にとらわれずにツイッター上で好きな理由、物事を発言して共感を得たいと私は考えている。理由はそっちの方が楽しいからだ。嫌いなことを発言しあっていても心がすさんでいくだけである。楽しいことをツイッターでも現実世界でも発言していきたいと思う。

参考文献
1) じゃるだn@ものべの.(閲覧日 2020/11/30).
https://twitter.com/mesomesist/status/1311872647756644357

あんぜんそくせん. (閲覧日2020/11/30).
https://twitter.com/anzensokusen/status/1281093231531319296

‘「熊本地震でライオン脱走」Twitterにデマ拡散の男を逮捕’.ITMedia. (閲覧日 2020/11/30).
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1607/21/news087.html

‘またもアイスケースに入る若者がTwitterに写真を好悪開始拡散炎上 猛暑が原因か?’.Livedoor NEWS. (閲覧日 2020/11/30).
https://news.livedoor.com/article/detail/7890011/


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