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コーラを飲むと歯が溶ける!?〜実験結果からの考察〜

こんにちは!こんばんは!
歯科学生のryojiです。
歯を磨きながら片手間に読んでみて下さい。


前回の実験から歯学部で習った知識を交えて
考察していきたいと思います。
少し歯科関係者向けの内容になります。

疑問に思ったことは
コーラは歯冠部分にも着色が見られたのに対して、コーヒー、お茶では歯冠部分には変色が見られず、歯根にだけ顕著な着色が見られたことです。


コーラは黒い色素カラメル色素を含んでいます。さらにコーラ自体が酸性pH(2.2)なのでエナメル質を溶かし、そこにこの色素が入り込みやすいのかなと考えました。
コーラは砂糖もたっぷりなので、毎日ダラダラ飲み続けることで齲蝕による歯の変色の危険もありそう。

エナメル質の臨界pHは5.5

コーヒーpH(約5.7)や、色の濃いお茶pH(約6.0)に含まれている色素、主にタンニンが唾液中のカルシウムなどのイオンと結びつくことで歯の表面を覆っているペリクルに付着する。
今回は口腔内ではなく、そのまま液体に浸けただけの実験だったので
唾液中の成分や、ペリクルは関係しない為
歯冠部分に着色は見られなかったのかな。


歯根部分の表面はセメント質、もしくはセメント質が削れて象牙質が剥き出しになってる部分。
それらの表面はエナメル質に比べて粗造で、着色がしやすいため。
それか、根尖孔から液体が入り込み、歯髄腔からの着色もみられたため。


んー、持ってる知識だけで考察するとこれくらいしか分かりませんでした。


以上、自粛期間の暇つぶしでした。


では、またねー🦷

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