#7ボーナス前の業績評価面談


ボーナスとはなにか

サラリーマン時代、ボーナスは完全に業績連動性でした。チームおよび個人の目標数字が決まっていて、まずはその数字に達成しているかの評価がおこなわれます。そして達成度に応じてチームごとにボーナスプールが割り当てられ、それを業績に応じた個人に振り分けられます。当然のように稼いでいれば自然とボーナスプールが増えるし、稼げない社員へのボーナスは最悪ゼロだし、個人としての業績低迷が続くと解雇の対象になっていました。文字通りボーナスなしという社員は普通にいましたし、それは個人の成果が出ていないのだから当然という考えがありました。もちろん、定量評価だけではなく、ボーナスを確保するために定性評価もおこなわれますが、基本的に数字がすべての世界であれば定性評価をする意味はあまりないのです。というか、毎日のように収益が可視化されているので、ボーナス前には自分の評価が決まっているのです。

成果のない業績にボーナスはない

一方、現在のクリニックでなんの業績もないのに当然のようにボーナスを受け取ろうとしているスタッフが多くて、いつも落胆してしまいます。というか絶望に近い心の叫びがあります。

ボーナスとは通常業務とは他にクリニックにどれだけ貢献できたか、収益を伸ばすことでなければ経費をどれだけ抑えることができたか、または残業時間を削減したり、業務効率化を図る工夫をしたことが結果として増収に貢献したといえます。

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開業医のつぶやきです。ゴリゴリの経営をしているわけではなく、流れに流されている経営をしています。

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