見出し画像

私とお菓子作り


物心ついた頃からキッチンが好きで
小学校低学年の頃から
友人が家に来てはお菓子作りをして
遊んでいた

そのままお菓子の専門学校で
お菓子とパンの基礎を学び
パティシエになった

結婚して子どもが生まれ
自由に外出出来なくなったけど
私にはキッチンという
1番の遊び場があった

赤ちゃんをおんぶしながら
何時間でもキッチンに立った

そのうち長時間おんぶしてると
重たくなってきて
それと同時に、赤ちゃんは
静かにおんぶされなくなった

赤ちゃんを保護椅子に座らせて
目の前にクイジナートを置き
ぐるぐると食材をまわす
夢中になる赤ちゃん

出てきた生地を触らせながら
まだ1歳の娘に説明しながら
同時進行で趣味のパンやら
お菓子を作り続けた

出来たパンでサンドイッチを作り
一緒に出かけたりした

2人目の赤ちゃんが出てきたら
姉は妹に捏ね方を教え始める


パン捏ねミニ姉妹


2人が学校に行くようになり
週末は友だちを連れてくる
一緒にピザを焼くのが
我が家の定番の遊びのひとつになった


娘たちが成長するにつれ
気がついたら親の老いが始まっていた。

昔から、私の作るお菓子を
喜んで食べてくれた父
毎回、うまいなぁとしみじみ感想を
言ってくれるから
私は得意になって同じお菓子を
作り続けた

今、入院してる父は
母に差し入れをお願いして
好きな物だけ持ってきてもらっている

病院という狭い空間で
自由を失った父に
もう栄養がどうと言う気にもならず
母は食欲があるだけ良いと
前向きにせっせと運んでいる

先日の面会の時に
自宅で焼いてきたお菓子を
2粒だけ持って行った
食べる様ならまた持ってくるねと
伝えて、病院を後にした直後
LINEにメッセージが届いた

コーヒーと楽しみました

入院初期に部屋に持って行ってはいたが
そんな気分にならずにしまっておいた
コーヒーセット
それを自分で出して焼き菓子と
楽しんだ様だ

うまいなぁとしみじみ呟く
父を想像した

私が出来ることはお菓子を作ること

出来る事をする
ゆっくりでも、動きを止めない

やはり結局はそこに行き着く







Onine/zoom
身体に優しいおやつの教室主催
小さなこどももグルメな大人も楽しめる
家庭で作れるおやつをお伝えしています。

はじめてのお菓子作りも
納得いくまでサポートします。

教室の先行案内・ご予約・お問い合わせ
キャンセル待ちのご連絡等
全てのご連絡は公式LINEから
宜しくお願いします。

LINE登録で
グルテンフリー
グラノーラレシピと
ゴーダチーズ&ペッパー
ビスコッティレシピ
プレゼント中♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?