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健康的な習慣と思考パターンへの方向修正

健康的な習慣と思考パターンへの方向修正

人が、思わぬ病気や症状、あるいは災難に遭遇した場合、多くの人はその原因を追求します。その追求の仕方には大きく分けて二つのタイプがあります。

1. 病気や症状は、他者や環境(外部からの影響)のせいで・・・(他者責任・外部原因)
2. 症状や病気は、自らの何か(内部からの影響)が創り出したもの・・・(自己責任・内部原因)

さて、どちらのタイプの人たちが「治癒力」、あるいは「人生の豊かさ」を発揮できるでしょうか?

健康を保つ主導権は誰がもっているのでしょうか?

例えば、以前は健康的だったのにだんだんと体調不良になり、病院である病名の診断を受けました。もしも、それが難病であるならば、多くの人は「病気と戦う」という気持ちで何らかの医療を受け病気を治そうとします。

戦う病気(敵)とは何でしょうか?

原因不明とされる病気の多くは自らが創り出したものです。

もしも、そうであるならば、病気とは「自分」であり、「自分自身」と戦うということになります。そして、自分の中に「敵」がいるということになり、自分(内部)が自分(内部)に攻撃するという不調和が生じてしまいます。

もしも、自分の中に「敵」がいるとしたら、健康を望む自分がいる一方で、病気を作り出す自分がいるということです。その自分を作り出したのは、日頃の「行動習慣」であり、「思考習慣」です。その習慣が自分の身体を蝕む原因になっているのです。

では、自分の習慣と戦うべきなのでしょうか?

そうではなく、日常の生活習慣や思考習慣がどのように創り出されたのかに眼を向けるべきではないでしょうか?

自分の生活習慣を変えるということは簡単なことではありません。変化には葛藤や苦痛が伴いがちです。ただ、その葛藤や苦痛をできる限り最小限にする工夫をすること、さらには変化を喜びへと転換することで、継続することが可能になります。

まずは、自らの日常の生活パターンを振り返り、自分の行動を客観的に観察することが大切です。客観的に自分の行動を観察するのは意外に難しいかもしれません。

日常の行動パターンは未来の健康につながっていますか?

日常の思考パターンは未来の人間関係を豊かにしてくれますか?

自分の行動パターンや思考パターンをしっかりと観察する際に大切なのは、「良い悪い」の判断は極力避けることです。自分を裁くことよりも習慣の現状把握を優先することです。

さらに深いところの習慣の現状把握をするとすれば、それは「心の習慣」です。健康的習慣のある方の多くは、その背後に「成長思考」があります。年齢に関係なく、年相応に成長をしたいという意欲があります。その一方で病的習慣には「固定思考」があり、自らの成長意欲が低下して、「歳のせいだから・・・」などの言い訳で何かに挑戦するという行動が伴わない傾向があります。

不健康なパターンにも何かしらの意味があるはずです。もしも、そのまま継続することで健康を維持できないパターンであるのならば、少しずつその習慣を変えていきましょう。無理をせず小さなステップを踏みながら、「病的な習慣」から「健康的な習慣」へと方向修正していきましょう。


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