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自著のこと(医学専門書)


本記事では私が執筆した医学書をご紹介します。


【単著】

症状を知り、病気を探る

病態生理学の本。看護学生向け。なので一般書と専門書の中間くらいにある本です。

「症状」から「病気のメカニズム」を考えてみようという本です。この勉強をきちんとしとくといろいろ役に立つと思うわけです。息切れってなんで起こるの、とか、お腹の痛みの違いによって疑う病気がどのように変わるか、とか。



Dr.ヤンデルの臨床に役立つ消化管病理

消化管病理学の本です。消化器内視鏡医、消化管検査に携わる放射線技師、臨床検査技師、内視鏡看護師、そして病理医のみなさまへ。

p.131の内容には訂正がありますので、上記リンクからご確認ください。重版がかかったら直します。よろしくお願いします。



Dr.ヤンデルの病理トレイル

病理診断学の本であり、私の代表作です。医学生、研修医、病理専攻医、そして病理医のみなさまへ。



はじめまして病理学

(分類上は)医学書・単著ですが、看護学生でもわかるように病理学をかみ砕いて説明した本なので、一般書としてもご紹介します。

熊野友紀子さんのポップでキッチュなイラストに込められた「生体へのオマージュ」がすばらしいです。ぜひ楽しく読んでください。

 

【共著】

上部消化管内視鏡診断の基本とコツ
内視鏡検査の「実際どうする?」をエキスパートがすべて解決

消化器内視鏡医・垂涎の大型シリーズ。私の担当範囲はそこそこ広かったのですが、他にも多数の豪華執筆陣。解剖生理学、内視鏡検査の前処置、観察のポイント、診断のコツ、病理診断、症例検討まで色とりどりです。大量のクリニカル・クエスチョン(CQ)にエキスパート達がお答えする構成は「即戦力」型なのでお気軽にお求めください。



対比で読み解く 超音波画像×病理組織像

構想開始から8年、堂々刊行。超音波診療の日常にひそむちょっとした疑問を座談会形式でとことん考えて、病理組織像との対比であざやかに解決。超音波検査士、超音波指導医、そして病理医の皆様へ。音読による著者校正によってこれ以上ないくらい読みやすい、真の通読型の医学書となりました。



臨床が変わる!画像・病理対比へのいざない「肝臓」

肝臓の超音波・CT・MRI検査と病理組織像の対比。肝臓内科医、肝臓外科医、肝臓画像検査に携わる放射線技師、臨床検査技師向け。あと病理医も、よろしければぜひ。

「腹部画像研究会」の20年の歴史を詰めこんだ大著です。自信を持っておすすめできます。よろしくお願いします。



上部消化管内視鏡診断マル秘ノート

消化器内視鏡医に向けて書いた共著。ぼくは全体の10分の1くらいを担当しています。通称「モテ本」。

日本中の消化器内視鏡専門医の○分の1が持っている、と言われています。複数の国の言葉に翻訳されています。そのうち一覧にします。



上部・下部消化管内視鏡診断マル秘ノート2

モテ本があまりに売れたので、気合いを入れて作った二匹目のドジョウです。「モテ本1」で散々書いたから、もはや上部消化管の話だけでは1冊にならないだろう、と思って下部消化管の話も入れたら、結果的に1より分厚くなりました。

ゲストが豪華です。こちらも非常によく売れています。



潰瘍瘢痕合併胃癌を極める!UL診断力強化ブック

「胃癌の病変内に存在する消化性潰瘍の有無」という、知らない人からすればどれだけニッチな穴を掘り進むんだよ、知っている人からすれば「まさにそれ、胃カメラの本道じゃん」という話題だけで1冊の本を書きました。消化器内科医、消化器外科医、病理医の皆様へ。



新人ナース あるあるの森

ナースYouTuber、Nバクさんとの共著。文章もですがなによりイラストがいいです。イラストを描いたのもNバクさん。楽しいお仕事でした。


【分担執筆】

教科書では教えてくれない! 私の消化器内視鏡Tips

これは著者の数が100人くらいいます(数えてない)。総勢89施設からあつめた「tips」(日常診療のヒント)。ミニコラムが140個。おとくな本です。

ぼくが執筆したのは『消化管専門病理医は内視鏡医が育てる』というコラムです。よろしくお願いします。



新しい画像強調内視鏡システムNBI/BLIアトラス

コラム:『拡大像の病理対比的アプローチ』を執筆。この本はのちに改訂されます。

それがこちら(↓)


新しい診断基準・分類に基づいたNBI/BLI/LCI内視鏡アトラス

コラムも書き直しました。タイトルは『ヒザカックンを頭で読む ~観察から洞察へ~』。



医師のためのアンガーマネジメント

こちらも多数の著者が参加。ちなみにぼくの書いたものはなぜかウェブ上で無料で公開されています。上記リンク内の「立ち読み」を押せばPDFで立ち読みができますので。

あとこれもふしぎなんですが上記ページにはぼくの書評も載ってます。自著を書評するという。


医療者のための情報発信
SNS時代に伝えたいことを伝えたい人に届けるヒント

いろんな著者が書いてます(Twitterで見たことのある人ばかり)。私の原稿だけ無料公開されたりいじられたりしています。



【名前は載ってないけど監修したりしてるやつ】

肝・脾 超音波アトラス/胆・膵 超音波アトラス

西田先生の2つのアトラス、実は病理画像をぼくがちょろちょろチェックしていますが、撮影もコメントもぼくではないので、監修にも名前が入っていません。友情出演みたいなものです。



イチから学ぶ!大腸CT検査

こちらは東海スクリーニング大腸CT研究会の本。病理の部分をぼくが監修しています。あとがきに謝辞を入れてくださいました。特別出演みたいなものです。




レジデントのための専門家コンサルテーション

けいゆう先生こと山本健人先生の編著です。病理診断科の項目はぼくと相談しながら作って下さいました。




一般向けの本についてはこちらへ。



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