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NUM-AMI-VACCINE(8) 念仏の先へ
▼前回記事
ヤンデル「ここまでのまとめです。医療の専門家たちが出しているメッセージは、やはり限定的ですよね。医療者にとっての『自分事(我が事)』とは患者ですので、患者のワクに入ってくる人……たとえば診察室に入ってくる患者さんのように、 "医療関連で困りごとがある人たち" に対してはメッセージを届けやすい。でも、冒頭で市川さんがおっしゃっていたように、たとえば若い人たちはもうコロナになんて興味がな
NUM-AMI-VACCINE(7) 切り取る、かぎ取る、すり寄る、そこにいる
▼前回記事
↓今日はだいたいこのあたりを書きます。
ヤンデル「水野さんは……取材相手の気持ちに入り込むタイプですよね。メディア側だからと言って、取材対象(例:医療者など)を『使う』というイメージからは遠い感じがする。」
水野さん「はい……」
ヤンデル「医療の専門家たち……情報の一部を切り取られたくない我々にとって、水野さんの情報の扱い方ってのはとっても丁寧に思えるんですよ。」
水野さん「
NUM-AMI-VACCINE(6) すでにストーリーがあった
▼前回記事
↓今日はだいたいこのへんの話です。
水野さん「私は……私はその……今ずっと聞いてて、『そんなところまでお医者さんが考えなければいけないんだろうか』ってことをずっと感じてて……。」
市川さん「ああ、そうか。」
ヤンデル「おっ……」
水野さん「それぞれの医療者の方が、発信力を身につけて、SNSも用いてどんどん発信が上手になっていくのはすごくいいことだなと思いつつ……その……そんな
NUM-AMI-VACCINE(5) 未必の故意による腹話術
▼前回記事
ちらりと時計をみた。
予定の1時間のうち、半分が経過していた。
ぬいぐるみをあやつりながら、思った。
(これ……今日……医療側はボッコボコになるなあ……。)
ぼく自身、番組が始まる前までは、「メディアの問題点」も、「医療者の問題点」も、取り上げるつもりは、なかった。視座の違いを語る上で、わざわざウィークポイントをフィーチャーする必要はないと思っていた。
でも、
しゃべればしゃ
NUM-AMI-VACCINE(4) 嫌よ嫌よは無関心
▼前回記事
けいゆう「今のお話を聞いて、ほむほむ先生どうですか?」
ほむほむ「最近、医療情報関連の記事を書いていて思うのは……すごく単純に書いたほうが読んでもらえるんだけど、単純にしようとすると、えー……なんていうかなあ、正確性がかなり失われるというか。カドを丸めすぎてしまうというかね。そこのバランスはすごく難しいなあと思ってます。
たぶん、ツイッターがばっと広がりやすいってのも、短いからっ
NUM-AMI-VACCINE(3) 亀仙人、最後の魔封波!!
↓下記の動画リンクをクリックすると、今日の記事で扱っているあたりから再生がはじまります。
▼前回記事
市川さん「一般の人は、医療や健康の情報をどこから得ているでしょうか? 誰に質問しちゃおうかな。じゃあ、ほむほむさん。」
ほむほむ「そうですね、テレビ、新聞、それから知人。そんなところですかねえ」
市川さん「お! さすが! ……じつはですね、この質問、EU諸国と日本で回答がぜんぜん違うんです
NUM-AMI-VACCINE(2) きのこたけのこ戦争の反省を後世に活かせていない
▼前回記事
座談会企画 #いどばた は、元々、大塚の一言からはじまった。
「講演形式のYouTubeはこれからも続けていきたいと思うんだけどさあ、たまには座談会みたいに、いろんな人を集めて、ざっくばらんに語り合うのもいいんじゃない?」
ああ、それはいいアイディアだなあと思った。
「いろんな人」。さまざまな座組みがあり得るだろう。医者をたくさん集めてくるのもおもしろいだろう。
ただ、ぼくら
NUM-AMI-VACCINE(1)
2021年2月21日。
おひる、2時すぎ。
さあはじめましょう、の一言とともに、軽く体を揺すったら背中に痛み。
「健康なとき」には知覚できなかった、世界のざらつきに閉じ込められた。
厳重に梱包材にくるまれて宅配される、繊細なフィギュアの気分になる。
見えているものすべてに触れられるわけがないのだということ。聞こえているものすべてに応答できることもないのだということ。
「当事者でなければ
医の中の蛙、幸いを回す(8)
▼前回記事
(※この動画リンクをクリックすると、ちょうど最後のくだりがご覧頂けます。)
ヤンデル「じゃあ、小国さん」
オグニン「deleteCが大事にしていることのなかに、違和感をめんどくさがらないということがあります。
違和感っていっぱいあるんですよね……特に、(医療の)『素人』から見ると。
でも、メディアの人間って、違和感を忘れがちなんですね。たとえば……さっきの藤マッツの話にもあり
医の中の蛙(7) グレーの中で距離を縮めていけないだろうかと
▼前回記事
(※この動画リンクをクリックすると、ちょうど藤マッツの語りくらいから動画が再生されます。)
藤マッツ「(NHKの人間である)ぼくがdeleteCに関わった理由なんですけど……その……小国さんから急にメール来て……」
ヤンデル「急にね」
藤マッツ「3日後におもしろいことやるから来て、みたいな話からはじまってるんですけど……」
ヤンデル(NHKっぽいなあ)
藤マッツ「ナオさんに
医の中の蛙(6) ちょっと待てぇぃの人
▼前回記事
(※この動画リンクをクリックすると、ちょうど今日の記事にとりあげたあたりから再生されます。)
ヤンデル「それにしても……今語って下さった3人の縁もすごいけど……それ以上に、たとえば『いいねの募金』で集まった人って1500人くらいでしたっけ?」
オグニン「1600人くらいですね」
藤マッツ「今もっと超えてるんじゃないかな」
ヤンデル「これだけ多くの人に縁を広げていってるってこと
医の中の蛙(5) 縁はたまにしか手を差し伸べない
▼前回記事
(※この動画リンクをクリックすると、ちょうどけいゆう先生の「あとナオさんの話をおうかがいしていてひとつ思ったんですけど」のあたりから再生できます。)
けいゆう「deleteCのような、『研究を応援する企画』って、一般にはあまり知られていないんですけれど、けっこうクローズドでは存在していたりするんですよね……」
ヤンデル「あーそうか」
ナオちゃん「うんうん」
けいゆう「いわゆる
医の中の蛙(4) グラデーションの霧の中に立つ
▼前回記事
ナオちゃん「そうですね……」
(※この動画リンクは、クリックするとちょうど中島ナオさんの「そうですね」の後から再生できます)
ナオちゃん「私は31歳のときにがんを患ったんですけれども、そこから常に何かしらの治療を、ずっと受け続けてきた生活で……そういうのがなければ、『今』はほんとうになかったな、って」
ヤンデル「ふむ」
ナオちゃん「経験したくなかったことも、山のようにあります
医の中の蛙(3) 偶然を必然と読みたいぼくらの高笑い
▼前回記事
というわけでぼくらは、医療をめぐるあれこれを、たき火のまわりに集まってざっくばらんに話すイメージで、YouTubeで座談会をやることにした。
命名: 「医」戸端会議。
ハッシュタグを考えるときに、入力する人が毎回「井戸端会議 → 井を削除して → 医者って入力して者を消して → 医戸端会議」みたいに入力するの発狂するだろうなと思ったので、
思い切ってざっくり削り込んで、 #いど