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見た目が全然違うほししいたけ、元のしいたけの種類が違うの?

贈答用に箱入りで売られているほししいたけと、スーパーで袋入りで売られているほししいたけ。お値段が違うのはもちろん、見た目も全然違います。前者はコロッとした形で表面が白っぽく亀の甲羅みたいな模様になっていて、後者は黒っぽくて薄いんです。これって、元のしいたけの種類が違うんでしょうか?

いえいえ、元のしいたけに違いはありません。しいたけの育ち方やどのタイミングで採るかで種類が分けられるんです。

傘がまだ七分開きなる前に採ったものが「どんこ」、七分開きになってから採ったものが「こうしん」です。
どんこは、傘が厚くて縁が内側に深く巻き込んでいるのでコロンとしています。つまり箱入りの贈答品は、こっち。
一方、こうしんは、傘は薄くて縁の巻き込みも浅いので平べったい形で、スーパーでよく見かけるタイプです。

どんこは肉厚な分、歯ごたえが良く、ほししいたけそのものの味わいが楽しめるため、丸のまま煮物や鍋物、すき焼きなどに向いています。
こうしんは、他の食材と味わいを引き立て合う特性を生かして、細く切ってちらし寿司の具や炒め物の材料などに使うのに向いています。パスタやオムレツに入れるのもオススメ!

見た目が全然違うので、違う品種と誤解されがちですが、種類は関係ないんですよ~。

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