俺はテネットを7回見た
こんチワワ
生乾きチワワ教 教祖の犬鳴なぽです(架空の宗教の教祖になるなよ)。
テネット、売れましたね
国内では俄然『鬼詰のオメコ 無限発射編』(※リンク先R-18です)……いや、すみません間違えました。『鬼滅の刃 無限列車編』が話題をかっさらっており、周りでも「もう○○回目!」、「○○回も見ちゃった〜!感動!」等盛り上がりを見せています。
しかしテネットも負けていません。
天才クリストファー・ノーラン監督の最新作で、時間の逆行をテーマにしたSFスパイアクション。1度見ただけでは理解できないその難解さに、何度も何度も繰り返し見ることで面白みが増すというほぼ大麻と同じ成分が含まれている映画です。
SNS上ではテネットを鑑賞することを「テネる」と表現し、「○テネ目!」と何度鑑賞したかを報告する多くの人の姿を目にしました。中にはタイトルとかけて「TEN(テネ)目です笑」(TENETというタイトルの中に英語で10を表すTENが入ってるのでそれとかけた微妙にさみ〜〜〜〜ジョーク)と言う人も現れた。
かく言う私も例外ではなく10は流石に無理でしたが、合計して7回もテネることができました。一日に2回も同じ劇場でテネることもありました。とにかく時間とお金が許す限りテネットに費やしていました。これが……恋?(違うが?)
え?ちょっと待って?映画って普通2回、多くても3回見れば満足じゃない?と思ったそこの皆さん。
そうですよね。私も、そうだと思います。
先日、テネットのDVD&Blu-rayの予約が始まり無事初回と通常を確保できたのですが、まだ入荷すらしてないはずのAmazonのレビュー欄にこんなことが書かれていました。
「これは難解映画が分かる俺カッコいいとイキる人のための映画だ。こんなものに1万の価値もないし転売する人も馬鹿だ。難解映画を分かった風に言う奴に良い奴はいない。他の映画を見下して自分が崇高な存在だと思っているタイプの人間だけだ」(強烈なレビューだったため確認のために見直したくなく覚えてる範囲で脚色して書きました。多分こんな感じだったはずです。違ったら………………ごめん)
グッサ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン(山口智充ではありません)
図星〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆
このレビューに確実に心臓をメッタ刺しにされ絶命寸前の私はこう思いました。
そうだが????悪いか?????
そしてこうも思いました。
難解映画を見てイキってる奴、何?????
俺はテネットを○○回見た!
↑だから??????何?????そんなに偉いか?????お利口さんでちゅね〜〜〜♡♡
これで満足か??????
完全に相反してる感情が2つ生まれてしまいましたが、本当にこんな感じでした。
そうなんです。難解映画を見てる人って無意識に他人を見下してる人が多い気がするんですよね。俺はこの映画を熟知した!お前は?まぁ、お前らじゃ理解すらできないかw…みたいな。(偏見じゃん!!!)あ、ちなみにソースは私。
確かに、難解映画見て内容理解してる俺カッケェェェェ~~~~~!キモチェェェェ~~~~!!!な気持ちは多少ありますが、ちょっと待ってください。
聞いてください。
私が何度も狂ったようにテネットを見ていた理由。
それは………………………………………………………………………………………………………………………………
主人公の相棒・ニール役のロバート・パティンソンがめちゃくちゃカッコイイ!!!!!!!
これです。
御託を並べても仕方ないのでまずは見てください。百聞は一見にしかずなので。
はいカッコイイ〜〜〜〜〜!!!!!
スタイルお化けか??
1枚の画像にカッコいいと可愛いを共存させるな。
次。
は〜〜〜〜〜好き…………。守りたい、この笑顔……。
はい、最後。これで最後にしましょう。埒があかなくなるので。
前髪ッッッッッッッッ……!!!!!
普段前髪をあげている男の前髪が下がっているの、めちゃくちゃ乱れた(エロじゃないよ)んだな……と分かって興奮してしまう(やっぱりエロなのかな、感情的に)。私はこのシーンでニールくんに惚れたと言っても過言ではない、というかそう。
見た目も然る事乍ら、このニールという役がまた最強にカッコいい。映画内のキーパーソンであり第2の主人公的存在なのだ。
マジ……………………エモ……………………。
テネットで完全にロバート・パティンソンの沼に落とされた私は早速彼の情報を集め始め、今ではハリー・ポッターと炎のゴブレットに登場するセドリック・ディゴリーの夢女子をするまでに至っています。(『トワイライト』のエドワード・カレン役も有名ですがまだ見れていません。何故ならロマンスだから。元々ロマンスが苦手な上に推しが主演とか相当の覚悟がいるので)
そんな中、気になる情報を目にしました。
それがこちら。
え……、小柳津徹也…………?
すみません。違いますよね。でも、大体同じことですよね。(何が?)
これを見て幻滅したとか綺麗なイメージが崩れたとかは無いんです。
ただ…………………………………………………………ただね………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
くそ〜〜〜〜〜その時のロバートの体臭を嗅ぎて〜〜〜〜〜〜
そしてそれをめいいっぱい集めて香水にしてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜
ドルチェ&ガッバーナではなく、イケメンなのにクッセーナ、横にいられると思い出すレベルじゃなく日用品にふりかければ包み込まれるような気持ちになれるよ。寧ろ一体化できるんじゃないかな。(本当に何?)(コロナで頭がおかしくなった人の文?)(面白くない人間から更に面白さを抜いた結果……)(は?私は面白いが……………………)
は〜〜〜〜〜〜ロバート・パティンソン、何かの手違いで俺と結婚してくれ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
あ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………………………………………………………………………………………………
………………………
…………
絶命。
(享年21)
すみません、1度死んでしまいました。
なんの話でしたっけ。
あぁ、そうか、テネットの話ですよね。
先述もした通り7回もテネットを見た私ですが、この映画、とにかく伏線が多すぎて回収しきれない。つまり何回見ても見どころが出てくる。飽きないんですよ。
「あれが分かった!解決した!」と思ったら、今度は「これは何?」と他の疑問が生まれたり、監督の小さいかつ重要なこだわりに心を奪われたり、寧ろ何回も見させるためにわざと難解に作ってるのか?と疑うレベル。
2回見ることで面白さが増す、いや、寧ろ2回見ることまでが前提としてあるのではないか。
クリストファー・ノーランはやっぱり天才だ。
『テネット』が好きな人は多分『メメント』も大好きでめちゃくちゃ刺さると思う。
ということで、『テネット』DVD、1月8日発売です。
(めちゃくちゃ人気だったけど見れなかった)という貴方も、(鬼滅に気を取られてたけど、これを機に見てみようかな)という貴方も!!買いましょう。
ちなみにダウンロード版はもう配信されてます。円盤ほど高くないのでオススメです。
家で見るメリットとしては、一時停止や巻き戻しができるので1シーン1シーンで考察したり見直して理解をより深められることです。
「えー!!映画1本にそんなに根詰めて考えたくないよー!!」という人はシュガーラッシュ:オンラインの二番煎じ映画でロッテン・トマトでも異例の低評価を叩き出した『絵文字の国のジーン』でも見ていろください。
……と言いたいところですが、『テネット』は別に深く考えなくてもアクションシーンや設定だけでワクワクするSF、王道スパイ展開等々(なんかよく分かんねーけどカッコよくてスゲー!!!!)になれる映画でもあるので見て損はありません。
見ろ。
あと私は卒論やれ。
P.S. クリストファー・ノーランを崇拝している男は絶対地雷なので付き合わない方がいい。ノーラン監督は天才だが、お前は天才ではないという気持ちにさせられます。
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