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擬態書ー下町ロケット

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自分は技術屋である。技術屋にとって一番の喜びは、今までになかったような、斬新なモノづくりができた時ではないだろうか。

製品そのものが、作り方が、材料が、売り方が。一口に新しいと言っても様々な新しいがある。人によって趣向は異なるが、新しさのもつ魅力はもはや魔力と言っても過言ではない。

新しいを生み出すのに、会社の大小は関係ない。皆切磋琢磨し、妖艶な魔力に向かって、足を踏み出しては戻る毎日。それでもやめさせてくれないのが、魔力たる所以だ。

吹けば飛ぶような零細企業と罵られながらも、大企業相手に毅然と立ち向かい、どんな理不尽をも跳ね返す。そんな姿に勇気と感動を与えられた。

とある下町の工場から、宇宙へ飛び立つには欠かせないキーパーツが生み出される。とはいえ、下町そのものが変わることはない。下町は下町のまま、変わらぬ日常が繰り広げられているだけだ。

であれば、下町を飛ばしてしまえ。そう思い完成したのがこの作品。

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下町から飛び立つのではなく、下町が飛び立つ。ここまですれば、下町も大きく変わるに違いない。

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