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一生モノの腕時計 〜ザ・シチズン 「真砂」〜

 突然ですが、皆さんは腕時計を何本持っているでしょうか。僕は、6本も持っています。この時代に合わないような趣味ですね。でも、それぞれに思い入れがあって、全て大切に使っています。

↓1番のお気に入りは、以前に紹介したお袋にプレゼントしてもらったこの時計「深紅」なのですが、今回はそのシリーズで別の1本を紹介していきます。

 前回の ”深紅” と重複する部分も多いのですが、この記事だけで完結できるようにしたいので、そこは大目に見てください。コピペも多用しちゃっています。

見てください!

ザ・シチズン「真砂(まなご)」

 白地部分は『和紙』、電池残量を示す部分には『白蝶貝』をあしらい、今はモデルチェンジとなって無くなった『ゴールドイーグル』が施されています。特約店限定モデル(家電量販店や一般的な時計屋ではなく、百貨店や一部の店舗のみでしか取り扱っていないモデル)ということもあり、こだわりが詰まっている逸品となっております。

「真砂(まなご)」の名前の由来

「真砂」の名の由来
真砂は歌人である林古渓の「はまべ」に着想を得て、
白い砂浜に忘れ貝がひとつ、やさしく輝く風景を文字板上に
描きました。美しい砂浜を和紙によって、
そして忘れ貝には白蝶貝を用いて表現された大胆かつ緻密
な文字板は二つと同じものがない伝統工芸です。
公式ページhttps://citizen.jp/shop/the-citizen/g/gAQ1060-56W/

 なるほど。つまり、真砂を ”まさご” と読まずに ”まなご” と読むのは、この名前の由来となった林古渓の「はまべ」が影響しているのですね。

 で、そんな名前の由来となった「はまべ」の一部抜粋はこちらです。詩の解釈をしたサイトと共に紹介します。

「三番」
はやちたちまち波なみを吹ふき、
赤裳あかものすそぞ ぬれもせじ
やみし我われは すべて いえて
浜辺はまべの真砂まなご まなご いまは。
「浜辺の歌」(作詩:林古渓、作曲:成田為三)の歌詞

”まなご” を「愛子」として愛しい女性とのダブルミーニングも含んだ詩ではないか、という素敵な推察。この「はまべ」から着想を得て創られたこの腕時計も素敵ですね。

 つまり、
      白い和紙・・・白い砂浜
  白蝶貝・・・砂浜に落ちている貝殻
に見立てているのでしょうか。

お気に入りポイント 


「和紙」+「白蝶貝」

 写真の文字盤をよーく見てもらうと、少し模様がかっているのが分かるでしょうか?

「和紙」の独特な風合いが洒落ていて大好きです。和紙の中でも最高峰の土佐和紙を使用しております。今回は白なので、漉いた和紙の上に紫外線対策としてUVカット加工を施した透明のプラスチック板を重ねて、インデックス等を貼り付けているそうです。

 つまり、和紙だけど褪色の心配が無いとの事です。これは安心できる。でも、心の何処かでは時間の経過と共に褪色を楽しみたい自分もいるのですが。

 時計と和紙ってミスマッチな気もするじゃないですか。でも、どうして和紙がいいのかというと、実はこの時計はソーラー式なんですよ。つまり、文字盤部分から光を取り込んで動力源にしているのです。

 和室にある障子をイメージしてみてください。障子も完全に光を遮断するわけではなく、室内へ適度に光を差し込んでくれますよね。そして、障子自体も光を当てられると漉いた和紙模様が綺麗に浮かび上がります。それが腕時計の文字盤の上で再現されているのです。これは堪らない。

 そして、「白蝶貝」。真珠の母貝としては最大級にも関わらず、その貝殻も光に反射すると和紙とは違った綺麗な白の光沢が輝きます。腕時計の文字盤のさらに小さな部分に丁寧に貼り合わせている技術力には脱帽です。貝殻独特の光沢は小さいながらも良いアクセントとなっております。

文字盤の直径は約38mm

装着時

 もう少し引きで撮ればよかったですね、申し訳ありません。

 このモデルだけではなくザシチズンの殆どのモデルが文字盤直径サイズが38mm前後だったはずです。

 僕の身長が167cmと小さいので、あまり文字盤のサイズが大きいのは似合わないという悲しい現実。しかし、この時計は非常にコンパクトにまとまっているので、腕に綺麗に収まってくれるのです。長袖とか着ていても時計が袖口に引っかかることもありません。

 今って文字盤サイズはどんどん大きくなっているらしいんですよね。だから、このサイズの腕時計を探している人には是非ともオススメしたいです。

「年差±5秒、ソーラー式」

 はい、年差±5秒です。これって時計好きじゃないとピンとこないんですけど、かなり精度が高いです。時計も機械ですし常に動き続けているものなので、当然少しのズレが時間のズレへと繋がっていきます。それこそ精度の低い時計であれば日差、月差、年差がどんどんズレが大きくなっていきます。

 例えば、1日1秒ズレると仮定すると、1ヶ月で約30秒、1年では6分もズレてしまう計算になります。定期的に時刻合わせするのも大変だし、できればあまり時間のズレは少ない方がいいですよね。

 そして、この腕時計の動力はソーラー式です。使わない時は、部屋の明かりでもちゃんと充電してくれます。面倒くさがりな僕にとってはソーラー式は大変有難い機能です。

10年保証

 いや、これすごいですよね。ただ、僕はこの時計の10年保証の登録を忘れていたので、定期点検とか無償保証サービス受けられないんですよね...。購入したら勝手に登録されているものだと勘違いして、適用時期を過ぎておりまして...。皆さんは購入したらすぐに登録してください。

フォーマルな場面で大活躍

 文字盤が白色かつ金色もアクセントとなっているので、結婚式などの場に着けて行っても全く問題なし!むしろ、そういう場にこそ相応しい。フォーマルな場面で男性がこだわれるアイテムって意外と少ないんですよね、だから、そういう場面に好きな腕時計を着けていくのは密かな楽しみの一つです。

ビジネスの場面でも使えますし、白色というのは万能ですね。

 あまりオススメできませんが、今ではお葬式のような場面でもこのくらいなら問題無いらしいです。

ザ・シチズンを選んだ決め手

 ちなみに、よく「ザ・シチズン」シリーズとの比較で出されるのがセイコーの「グランドセイコー」シリーズなのですが、こちらも文字盤やベルト細部まで綺麗に仕上がっていますし、精度も十分に高いです。じゃあ、なぜ僕がGS(グランドセイコー)を選ばなかったのかというと、一生モノに相応しい機能とデザイン、そして価格の3つでした。

 ソーラー式や10年保証はたしかGSにはついていなかったはずです。しかし、価格は1.5倍以上のものばかり。機械式に拘りたい人であれば、GSをオススメしたいですが、「とりあえず、ちゃんとした時計を一本買ってみたい。」という人にはザ・シチズンをオススメしたいと思います。保証も長期間だし、ソーラーなので使用していなくても部屋の明かりの下で保管していれば時計が止まる心配も無いですし。

 ちなみに、こちらの和紙モデルのカラーバリエーションは終売したものも含めると、白、黒、青、赤、緑、って感じですかね。

買って良かった点

めっちゃカッコイイ

 ただの親バカです。

個体差がある


 和紙なので、金属板の文字盤と違って1枚ずつ表情が違います。僕の持っているものはいい感じの梳きの荒さがあって以前に見た別の個体よりも自分好みの模様です。

話が盛り上がる


このご時世、腕時計好きな人ってあまりいないです。でも、これ付けて時計店や時計好きの人と会うと、限定モデルということもあってかそういう人たちと話が弾みます。腕時計以外もそうだと思うんですけど、結局この現代って色々なモノに溢れかえっているからこそ、良いモノを身につけているとそれを知っている人だけと繋がりが生まれやすいと思ってます。だから、腕時計に興味が無い人からすれば、へえー赤いね、で終わるだけだと思います。それは悪いことではなくて、良くも悪くも良いモノを身につけるだけで同じ人たちが集まるんだろうなあって体感してます。

こういう人にはオススメしません…

腕時計に興味が無い!


 腕時計を持ってない人も多いですよね。「興味は無いけれど、ビジネス用で1本くらいは買っとくかー。」という考えの人には、電波ソーラー式のシンプルな白文字盤をオススメします。価格よりも機能で選んでください。どうして白かというと、冠婚葬祭全てに使えるからです。葬儀では黒も青もNGです。最近では、少し緩くなって白文字盤で少し差し色が入るくらいは許容範囲らしいので、クロノグラフ機能(ストップウォッチ等)が入っていないシンプルなものを1本だけ持っていればいいと思います。本来ならば腕時計自体を付けるのが宜しくないので、時間を気にしない方は腕時計は必要無いかとも思います。

機械式にこだわりたい!


 自動巻きや手巻きも良いですよね。自分で手入れをしながら使えば、自ずと愛着が湧いて使えば使うほどにもっと使いたくなってしまうのが魅力。こういう方には、別のブランドをオススメします。ザシチズンもラインナップにはあるのですが、やはり他のメーカーやシリーズの方が種類も豊富なので、そちらも見たほうがいいかと思います。

1秒でも時間のズレが許せない!


 電波ソーラー時計の一択ですね。強い磁気の近くに置いて時間がズレてしまっても電波受信の手順が簡単なものばかりなので、そこまで苦にならないかと思います。僕も初めて買った腕時計はシチズンのアテッサシリーズで、文字盤横のスイッチを長押しすれば自動で電波受信と時刻合わせしてくれて非常に楽でした。

デジタル表示がいい!


 G-SHOCKやスマートウォッチも良いの沢山あるので、そちらをオススメします。G-SHOCKはアウトドアとかにいいし種類も豊富だから、あの沼にハマってしまったら抜け出せ無いんだろうなあと思ってます。怖いのであまり見ないようにしてます(笑)

おわり

 ということで、僕の一生モノのザ・シチズン「真砂」の紹介でした。僕にとっては腕時計はその日の気分を決めるのに最適で、気分によってメイクを少し変える人ってこういう気持ちなんだろうなあって勝手に共感しています。

 あと、2本ほど同じザシチで紹介したい一生モノがあるので、また気が向いたら書きたいと思います。

 ステマではないのでご安心ください。

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