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Dr.Reve監修医”医学×美容”コラム Vol.5【肌や身体に様々な影響を及ぼす「ホルモンバランス(内分泌系)」とは②】

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【ホルモンバランスの乱れが引き起こす体調の変化とは】

前回、ホルモンは全身の様々な器官に重要な役割を果たすというお話をさせていただきましたが、その働きがうまく行かないこと、すなわちホルモンバランスの乱れが何を引き起こすかを考えてみましょう。

ホルモン分泌に異常をきたす疾患というものは多くありますし、疾患レベルのホルモン異常に関しては適切な医学的治療が必要となります。
ここでは、疾患とまではいかないところのお話をしましょう。

その代表格はやはり性ホルモンで、ストレスや過度なダイエット(栄養不良)によって、生理周期にが乱れたりすることは知られたことです。
また、成長ホルモンは、ご存知の通り子供では成長発達に非常に重要な役割を果たしていますが、大人に対しても代謝促進や老化予防などの働きがあり、分泌が低下すると太りやすくなったり老化が進んでしまうといったことが起こりえます。

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メラトニンというホルモンは、睡眠覚醒のリズムに携わる働きをしており、年齢を重ねるごとにその分泌は減少し、眠りの質が低下します。また、メラトニンは抗酸化作用を有し全身に作用して老化予防の働きもありますから、その減少は老化を促進させます。

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【生活習慣とホルモンバランスの関係は】

食事内容は、ホルモンの質(ホルモン合成)に直結することは(タンパク質、アミノ酸、脂質)前回のコラムで触れましたね。
実は、睡眠についても、ホルモン分泌と非常に密接があるんです。
メラトニンや成長ホルモンは夜間に多く分泌され、特に成長ホルモンは就寝直後にそのピークを迎えます。睡眠時間/時刻や、その質がいかに大切かお分かりいただけると思います。
「美人は夜、つくられる」という言葉がありますが、ホルモン分泌の観点からも理にかなっていますよね!

\次回予告!/

【ホルモンと美容/肌の関係とは?】

身体の生命維持にとって必要不可欠な内分泌系ですが、美肌との関係はどうでしょうか?

女性ホルモンであるエストロゲンは肌のハリ/艶、髪の状態に良い影響を及ぼすのは周知の事実です。逆に、女性にとっても必要不可欠である男性ホルモンですが、そのバランスが崩れ男性ホルモンが過剰となりニキビが多発してなかなか治らなくなることもよくあります。


また、肌というのは、カラダの器官のなかでは最末端の組織です。そのため、血流が非常に重要となってきます。

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ストレスなどにより、自律神経や内分泌のバランスが乱れると、その結果の一部として血液の循環が悪くなり、ホルモンやその他必要な栄養素が血流に乗って皮膚に運ばれる妨げになります。
そのため、ホルモンバランスが保たれるということに加えて、血流というのも美肌にとってもいかに重要か理解できますよね。そこにまた、自律神経も関与してくるわけなんです。





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