クラークシップ DAY 168/365

今日はFCMの中でも結構厄介な倫理学ケースレポート。まず何が嫌かっていうと、倫理学を英語で勉強しなければいけないのが嫌。普段、英会話では使わないであろう言葉がバンバン出てくる。例えば

integlity とか
royality とか

そこに、欧米の(というよりはカトリック的な)考えが入ってくるので、慣れないうちは本当に大変だった。倫理学は1年から4年まで毎年あるので、本当に嫌だったが、4年もやっていれば、おんなじ内容をくりかえすので、それほど苦にならなくなると同時に、何を基準に考えているのかがわかってくると、結構医師としては何を気を付けなければいけないのかがわかってとてもためになる授業であった。

日本から海外の医学部に入った人は必ずつまずくであろう倫理学の概要を後輩のためにもまとめてみようと思う。自分のなかでも、あまりまだまとまっていないが、順次、内容を編集していくので、ご勘弁いただきたい。

まずは絶対に覚えておくべき、4つの基本から
1,beneficence
2,Nonmaleficence
3,Autonomy
4,Justice

この4つは、必ず嫌でも覚えなければいけない、というより、何もはじまらない。この4つを

Principles of Clinical Ethics

とよぶ。医療で倫理を考えるとき、この4つに照らし合わせて考えるのだ。質問の、このうちのどれを侵害しているか?または侵害してもいい場合はどういう場合かなど、具体的例を挙げて訪ねてくる。
例えば、autonomyは患者の選択権のことだが、医師が勝手に治療方針を決めることは、このautonomyの原則を侵害していることになり、その行為は非倫理的(nonethical)とされ、非難される。

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