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最近観た映画メモ(2021年2月)

①『デッド・ドント・ダイ』 (2020年) DVDレンタル

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愛すべき孤高の鬼才、ジム・ジャームッシュ監督の最新作。終始しっちゃかめっちゃかで、ツッコミどころは満載、特筆して盛り上がるシーンは無かった。が、好きか嫌いかでいえば好きだった。ゾンビはかわいい。いっそ人類みんなゾンビにならないかな。ゾンビになりたい。

②『銀魂 THE FINAL』 (2021年) 劇場上映

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私の思春期の隣には、ずっと『銀魂』があった。アニメもアニメ劇場版も観ていたし、コミックも週刊少年ジャンプも読んでいた。「今度こそ本当に本当の最後か」と寂しさを抱きつつも、それ以上に「どんな最後を観ることができるのだろうか」と胸を躍らせながら映画館へと足を運んだ。感無量だった。エンドロールで泣いてしまった。そして、映画館で聴くDOSE『道楽心情』が最高過ぎた。

③『花束みたいな恋をした』 (2021年) 劇場上映

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坂元裕二のオリジナル脚本と聞いて、観に行かないわけがなかった。内容は、似た病を持った大学生の男女2人が偶然出会って意気投合して、恋人同士になって、5年後に別れるまでのお話だと思った。おもわず目を背けたくなるほどに心臓に悪かった(悪い意味で)。例えば、主人公である絹と麦よりも一回りくらい年上の会社員が「俺、映画の好みマニアックだってよく言われるんだよ。『ショーシャンクの空』とか。」と話すシーンでは、クソデカため息が出そうになった(映画館だから流石に耐えて、天井を仰いだ)。詳細は省くが、サブカルワナビーが軽い気持ちで観に行くと感情が無になって茫然自失となりながら帰ってくることになる。それほどに致死性が高い。

④『ハッピー・ボイス・キラー』 (2014年) DVDレンタル

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約4年ぶりに観た。パッと見た感じはポップ。絶望的に明るい精神崩壊乱痴気映画。コメディホラー。しれっと生首が登場するけれど、生々しいグロさは無い。マジもんのサイコパスというのはジェリーのような人のことを指すのだと思う。そこまで怖くはないし、笑えるシーンも多々あるけど、どうしても悲しくなる。

⑤『モンスター上司』 (2011年) DVDレンタル

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以前から気になっていた、ついに借りた。下品でおバカで笑っちゃう。でも、ハラスメントの内容は深刻。そりゃあ、●したくもなるわ。余談だが、出勤前にレンタルDVDショップに寄って、退勤後に借りに行ったら出勤前にはあった3本のうち1本しか残っていなかった。嫌な上司に悩まされている人、自分が想像している以上に多いんだろうな…としみじみとした面持ちになりながらレンタルした。近日中に続編も観よう。

⑥『初恋・地獄篇』 (1968年) DVDレンタル

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10代、多感な年ごろに観たときに気分がどんよりとした作品。陰鬱。初恋なんてロクなもんじゃない。幼い頃に染みついたトラウマとか、そういうのはどうしてもキツい。一生消えないものだから。危うくて愛おしい。

⑦『地獄に堕ちた勇者ども』 (1969年) DVDレンタル

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「ドイツ三部作」の第1作。第2作、若かりし頃のビョルン・アンドレセンが出演している『ベニスに死す』と、第3作、耽美的で重厚な歴史大作『ルートヴィヒ』はかなり前に観た。第1作である『地獄に堕ちた勇者ども』をようやく観ることができた。ドイツ三部作の中では一番好きだと思った。でも、登場人物が混乱したから多すぎて二周した。血を血で争う残虐さ。救いが一切無かった。そして、かくなる上はラストが「長いナイフの夜」事件…。しかし、これ以上私は、語る言葉を持ち合わせていない。

⑧『100,000年後の安全』 (2010年) DVDレンタル

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放射性廃棄物処理について描いたドキュメンタリー映画。約8年半ぶりに観た。現実以上に現実を叩きつけられる。全知全能にはなれぬが、未知であることが何よりも恐ろしい。安全も安息も安心も、実際のところどこにも存在していない。存在していないものを、存在していると思い込み、おぞましい現実は何かに詰めて蓋をしてどこかに埋める。無能で愚かな人間でしかない自分自身を強く恥じてしまう。

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札幌市在住 / 20代人間 / 前職:書店員