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ちょっとの違和感こそ、正しい未来予想図の証し(かも)

※2019年9月5日のブログからの再掲載です。

2020年5月に立川にオープンする「sorano hotel」さんのプレスランチョンへ。

……正直、なぜ立川にホテル?と訝しみながら参加したのですが(笑)、まー、ビックリでした。

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▲今回のランチは4皿のコース。こちらは約50種類の野菜とハーブ、エディブルフラワーが眩しいひと皿。

立川市のまちづくりのリーダーは、民間企業だった

母体の企業である立飛ホールディングスは、立川市の約25分の1もの土地を有する不動産会社。
もとは立川で飛行機を製造していた会社で、そろそろ創業100年を迎えるとか。
スポーツ事業にも力を入れていて、今をときめく大坂なおみ選手のスポンサードも。

うーん、例えるなら、広島の造船会社でベラヴィスタやガンツウでおなじみのツネイシホールディングス的な感じでしょうか。

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▲素材はすべて日本各地から選び抜いたものばかり。

わたしこれまで、立川市(行政)の町づくりってなかなか面白いなーと思ってたんですけど、それって市ではなくて、すべて立飛さんのお仕事だったんですね〜。
かつて立川のIKEAの手前の空地に生息していたヤギさんたちも、立飛さんのものだった!(今は那須高原にいるらしい)

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▲松茸、牛肉の下には焼きおにぎりが隠れてました。軽めの日本ワインとのマッチングがいい感じ。

立川にまさかのインフィニティスパが出現

その空地だったところの一角に建つ今回のホテルは、ウェルビーイングがコンセプト。
自然との融合をめざすアイデアが随所に。

目の前には豊かな自然をたたえる昭和記念公園、そして最上階にはインフィニティスパ、と聞いて「えー立川に? インフィニティ!?」とつい吹いてしまったのだけれど(失礼 笑

でも公園とか遠くの山々とかを眺めながら広い空の下の温泉でゆったりのんびりだなんて、美容と健康にいいに決まってますよね。←あ、温泉掘ったそうです。

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▲公式サイトより。
客室にあえて歯ブラシを置かない、レストランの箸は持ち帰ってもらうといったサステナビリティを推進する仕組みもいろいろと検討中だそう。

お料理もまだ試作段階とのことだったけど、素材へのこだわりが伝わってくるお味。
お酒やお茶のセレクトもとても興味深かった。

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▲5種のジェラートと日本の雷おこしを組み合わせて、東京五輪をイメージ。

未来を見据えた、一歩先ゆくまちづくり

最初は、そんな立地とコンセプトでお客さん来るの?と思ったけど、未来の暮らしや旅のあり方を見据えてということなので、現時点での多少の違和感はむしろアリなのかも。

立飛の創業者は常に50年、100年先を考えている人だったとか。

わたし今年は(たぶん来年以降も)「月に一度は日帰りもしくは一泊の、自然に触れる旅を」がテーマなので、そういった意味では意外と重宝する場所なのかもしれないな〜と思いました。

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