OrcaのOperatorsを紐解いていく(V〜Zと*、#)
Orcaのオペレーターを紐解く記事もアルファベットに関しては最後の記事です。このあとはMIDIとかOSCとかになりますが、そちらはサンプルとか使い方とかの説明になると思います。
V
これは問題ないと思うんですが、前回の「小文字のオペレーターはbangで動作する」というのをvで使うと全然予期しない動作をします。のちに説明します。
W
これは今までも同じようなのがありましたのでわかりやすいですね。
X
これもWと同じサンプルを示していますが、xyで指定したところにvalを出力する、という動作をします。上の例では座標を移動させてWを飛ばしています。
Y
Jと似ていますが、左の入力を右に出力します。これもわかりますいですね。左に入れても右には出力されません。
Z
はじめこれなかなかわかりませんでした。
こちらにExampleがあるのですが(ほかのもあります)、数値をターゲットまで遷移(transition)させるという動作をします。この時に右に入っている値が遷移するときの間隔になります。
で、これのサンプルに小文字のvを使っているんですが、これは「小文字の`v`はbangが来た時にだけ大文字のVと同じように動作する」はずなのかなと理解しているのですが、本来Vは変数名を右側にセットして左側にバリューを持たせる、というものです。でも左に変数名をセットしないで右側に数値を渡してbangすると、数字が出力されています。この動作は何かサンプルがないと思いつかない、、、こういう謎仕様というかあまりドキュメントになっていないところをどうにかしたいですよね。
*と#
これ簡単なので説明は上記を読んでいただければわかると思います
最後に
というわけで、はじめに書いたようにここから先はサンプル作って試行錯誤していく感じになります。興味があるところではMIDIとの連携とかOSCでの連携とかですかね。Maxとかを間に挟むとまた別の面白さがありそうです。とうわけで、先ほど「小文字のv」の話の時にも書きましたがちょっと癖のある仕様などがあったらぜひこちらのプロジェクトに参加してメモっていただければと思います。
参加のためのリンクはこちらです。
https://scrapbox.io/projects/orca/invitations/2282cdaa2d607412968080839d5166ce
で、しばらくは面白い使い方してる人の情報を集めたり、自分でサンプル的に手を動かしたりしていこうと思っています。というか普通にビートを作りたいですね。もともとそれが目的だったので。
とりあえず年末の目標だったアルファベット分のオペレーターはだいたい読み解けたかと思います。説明足らずなところがあったり間違っているところがあれば指摘してください。よろしくお願いします。
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また、昨年はこんなアルバムのリリースもしています。
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