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ふたごちゃんみつごちゃんの会

月に1回、月曜日の閉館日に「ふたごちゃんみつごちゃんの会」をどろっぷ(大倉山)とどろっぷサテライト(綱島)で隔月実施しています。


ふたごちゃんみつごちゃんの会のチラシ

ふたごちゃんみつごちゃんの会ってどんな会?

対象は多胎児親子とそのきょうだい児多胎児出産予定の方になります。
ボランティアの方や、利用者主体のボランティア活動グループ(大倉山の『monaka』や綱島の『MOMO』)の皆さんが来てくださっている日もあります。どろっぷで過ごして支えられた経験から、多胎児家庭のために自分も役に立てたらと、子どもを幼稚園などに送り出してから来館して「私たちが見てるよ」と遊んだり、抱っこもしてくれて、参加者には多胎児ならではのおしゃべりをしながらゆっくり過ごしてもらっています。

輪になっておしゃべりをしている様子

どんな家庭が参加して、どんな話をしているの?

毎回5~10組ほどの参加があり、現在は双子家庭がほとんどですが、以前は三つ子家庭の参加もありました。
普段から外出が困難な多胎児家庭にとっては、外出時の天候に左右されることも多く、雨の日は参加者がとても少なくなることもあります。
真夏や真冬もなかなか出かけられないという声もあり、家にいながらも多胎児家庭同士でちょっと話せるオンラインのお話し会も検討中です。

また、多胎児の妊娠中は安定期がないと支援者向けの研修で学んだことがありますが、妊娠中から不安なことが多かったり、自分の周りに多胎児もいないためインターネットで調べて不安が募ってしまう方も多いです。
そのため妊娠中から会に参加して先輩家庭に質問をしている方もいらっしゃいます。
「生後いつ頃から赤ちゃん二人を連れて自分だけで出かけられるようになるのか?」
「お風呂に二人を順番に入れるコツがあれば教えてほしい」
「二人が同時に泣いたときはどうしているのか?」
「ベビーカーは縦型?横型?」
「産前に買っておいた方が良いグッズがあれば教えてほしい」
などなど聞きたいことは尽きません!!

産後の参加者は、出産時の話等、共感できる同じ多胎児の母としての「仲間」「同志」のような特別感を持って話しているように思います。それを妊娠中の方にも経験談として伝えることで、様々な年齢の多胎児、またそのきょうだい児もいて、一人一人が聞きたいことを、聞きたい人に質問し、どんどん繋がりが広がっていきます。

ママ達がおしゃべりしている間、子ども達は遊びに夢中♪

地域で繋がる、助け合うことの大切さとは?

港北区には他にも多胎児支援の輪があり、『ふたごっち』、『ふたごザウルス』も共に紹介し合っています。
ふたごザウルスは年に2回、どろっぷサテライトで多胎児家庭限定のバザーを行っています。
「同じ物が2組ずつ揃っているバザーはあまりないので助かります」
と、他区からも電車で買い物に来る方がいるほど人気があります。

多胎児家庭の皆さんは、
「街で同じ多胎児を見かけると声をかけずにはいられないんです」
と話します。
多胎児家庭が、自分たちだけで頑張って子育てをするのではなく、多胎児家庭同士、同じ子育て家庭、そして地域の皆さんとも、もっともっと繋がって、大変なことも楽しいことも倍でははく、大変なことが少しでも減って、楽しいことが増えるよう「ふたごちゃんみつごちゃんの会」ではもちろん、普段のひろばでも、いつでもみんなで温かく迎えていきたいと思います。

どろっぷ・どろっぷサテライトへのお問い合わせは、ホームページにて受け付けております。本記事に関するご感想もお寄せください。
港北区地域子育て支援拠点どろっぷ