はじめての赤ちゃんとどう過ごす?ヒントが見つかるプログラム
どろっぷでは、妊娠期から乳幼児、そして地域のみなさんが参加できるプログラムやイベントをたくさん開催しています。
今回は、これから赤ちゃんを迎える父親向けの講座や産後間もないご家庭向けのプログラム開催報告です。
初開催「親になるための講座」
どろっぷでは、これから父親になる方に向けて、「親になるための講座」を初めて開催しました。
2回連続の講座で、1回目はオンラインで開催し、先輩家庭が司会進行しながら子育ての体験談を語り、後半はグループに分かれて交流を行いました。司会進行を引き受けてくださった先輩家庭のおかげで始終和気あいあいとした雰囲気でトークが盛り上がりました。
メンバーは参加者に加え、先輩家庭、区役所の保健師・助産師、どろっぷスタッフでした。地域で子育てを応援している人がこんなにいるんだよーというメッセージが伝わっているといいなと思っています。何より、これから父親になる方に向けて、先輩家庭が「子育てって大変だけど、とっても幸せなことです」と伝えてくれていたことが本当に素敵だなと感動する回でした。
第2回目はどろっぷ・どろっぷサテライトのひろばでの対面開催でした。
事前にひろばで利用者家庭に「先輩家庭に聞いてみたいこと」や「産前から夫が聞いていたら良かったと思うこと」を書き出してもらい、そこで挙がった項目でカードを作り、当日は小グループに分かれてカードワークをしました。
テーマとしては、「夜の寝かしつけ」「子どものあやし方」「子どもの急な病気やケガのとき」という子どもに関するものから、「妻に喜ばれたこと」「妻とのコミュケーションの取り方」という夫婦関係に関するものもありました。
また、「父親になってよかったこと」という項目は、子育ての楽しくてポジティブな面を引き出してくれるカードとして、準備することができました。当日はイラスト入りのそのカードが媒介になり、和気あいあいとしたトークがどのグループでも繰り広げられ、講座終了のアナウンスが惜しまれるほど話が尽きない様子でした。
参加者からは「先輩家庭に細かいことまで聞けて良かった」「こんなコミュニティ(※)が身近にあると知り、安心につながった」との感想があがりました。また、先輩家庭からも「このプログラムに参加しただけで100点!」「僕も試行錯誤中なので、一緒に子育て楽しんでいきましょう」「みんなで育児すると気持ちが楽になるので、また交流しましょう」というメッセージが贈られました。少し先を歩んでいる先輩家庭からのメッセージだからこそ、参加者の皆さんの心に響いていたのではないかと思っています。
妊娠期から足を運んでもらえる施設として、子育て当事者家庭とともに、場づくりをしていきたいと思っています。
「あっぷっぷ」を公立保育園で開催しました!
どろっぷ・どろっぷサテライトでは、数年前から、生後2か月~4か月の第1子の親子を対象としたプログラム「あっぷっぷ」を開催してきました。
生後間もない赤ちゃんを連れて遠くまで出かけるのも大変なことですし、どろっぷのある大倉山、綱島地区に加え、自分の住んでいる身近な地域の居場所に繋がってもらいたいという想いもあり、今年度から、公立保育園からの協力をいただき、区内5か所で実施させていただいています。
8月に、南日吉保育園で開催した「あっぷっぷ」では、先生がふれあい遊びをしてくれたり、日中の過ごしや授乳についての話を参加者同士も交流しながら、和やかな雰囲気で行ってくれていました。
参加者からは、「近所の保育園だったので参加しやすかった」「自分だけが悩んでいるのではないということがわかり安心した」「家でも、子どもと一緒にふれあい遊びをしたいと思った」等の感想があり、ゆったりと過ごしている様子がとても印象的でした。
次回の公立保育園での開催は、1月に菊名保育園を予定しています。お近くにお住いの方は、ぜひ参加してみてくださいね。