見出し画像

二度目のnote

 気分が塞ぐようになってから早数年になる。

 同窓生が家庭を持つという大きな選択をしたり、夢の実現に向けて努力している間、私は何もできずベッドの上で自己嫌悪に苛まれたりしている。勿論焦りがない訳はなく、鍼灸に通ったりボクシングジムに入会したり自立支援をしてくださっている所でお世話になったりするも、精神状態が悪化したこととコロナの感染拡大をきっかけに足が遠のいてしまった。その頃noteにも挑戦したのだが、病んでいる旨の自己紹介をアップしたきり放置状態だった。

 そしてあっという間に2022年が来た。陰鬱な気分は晴れないものの、後述にもあるカウンセリングを通して以前よりは改善していたため、何か新しいことに取り組みたくなってきていた。そしてやりたいことを考えた結果、一度挫折してしまったnoteを、もう一度やってみようと思い立った。

 なのでこれは私にとって二度目のnoteである。(自戒の念をこめて)


 ここ一年ほどはほとんど記憶がない。過ぎ去ってみればあっという間なのだが、恐怖と焦りと自己嫌悪に悩まされた毎日は本当に苦痛だった。友人や知人と連絡を取ることも億劫になったことで、多方面にご迷惑とご心配をおかけしたことは深く深く猛省している。こんな自己中心的な私の手を離さないでいてくれた友人に心から感謝し、恩返しができたらと思っている。両親に対しては言わずもがなである。本当にありがとう。

 話が逸れたが、特に塞ぎこんでいた一年でも二週間に一度メンタルクリニックと月に一度のカウンセリングは継続していた。メンタルクリニックへは近況報告と薬を貰いに、カウンセリングでは自分の幼少期から現在までを振り返りながらの治療を重ねている。

 私にとって特に効果があったと感じたのはカウンセリングだった。

 先生は第一声、「生きていて本当に良かった」と言ってくださった。

 言われた瞬間は(本当に生きてて良かったのだろうか、怠け者だからもっと頑張らなくてはいけないはずなのに)などと思考が巡ったが、同時に胸が詰まり涙がぼろぼろと溢れ、混乱してしまったことを今でもよく覚えている。今考えると自分の本当の気持ちに耳を傾けることができなかったから、思考と行動の乖離に戸惑ったのだろうと思う。

 カウンセリングを受ける中で今まで抑圧してきた様々な感情が溢れ出してきて苦しんだけれど、同時に内省を深めたことで家族の秘密に気づくことができた。この秘密に関してはまたまとめて文章に起こせたらと思う。呪縛になった思い込みをひとつひとつ丁寧に解き、ここまで楽に生きられるようにしていただけた。先生に出会えたことは私の人生の宝であり、本当に感謝してしてもしきれない。早く良くなるよう、寛解まで頑張っていきたいと思う。

 さて、二回目となるこのnoteは確固たるテーマがあって書き始めたわけでない。ただなにかを書いてみたいという気持ちのままに書いている。雑記帳のようなものかもしれない。できればこういう整理目的の文章のほかに趣味に関するものも書けたらいいなと思っている。趣味と呼べるものはいまのところないが、エレキベース(初心者)や読書を楽しめたらいいなと思っている。あと気楽なnote投稿も続けていきたい。

 背伸びしない、無理をしないをモットーに

 ここまで読んでくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?