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情報としてなにが必要か? #014

大塚さんから、
Q:カルテにはどんな情報を書かれていますか?
Q:カルテの他に、病院の中ではカウンセリング方法や症例の共有などどうされていらっしゃいますか?
という質問をいただきました。
今回は、その質問に応えていく前に、先日、幕張で開催した補聴器ハンドブック勉強会のことについて、まずはすこしばかり報告をさせていただきます。

「補聴器ハンドブック勉強会2020」ダン!(^_^)

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今回の補聴器ハンドブック勉強会は、幕張ベイパークエリア(JR海浜幕張駅から徒歩15分)内にある貸しスタジオ「幕張BASE」から2日間に渡って配信させていただきました。

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幕張ベイパークは、2019年に街びらきされた千葉市内の計画都市で、超高層マンション6棟を中心とした計画戸数約4000戸、計画人口約10000人を2028年までに導入すいることで計画が進んでいます(現在、1棟が完成、2棟めの分譲申し込みも始まっている)。

そんな街の中心にあるスタジオを今回の研修会場として選ばせていただきました。スタジオは、研修会だけではなく、ヨガやバレエなどのスポーツ教室としても利用されていています。

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幕張ネイバーポッドと呼ばれるこの建物には、幕張BASE(スタジオ)のほかに、カフェ(Pie and Coffee Mame Nakano)や 地ビールのお店(幕張ブルワリー)も併設されていて、講演を終えた講師の先生たちは、ランチビアーやシングルオリジンの炒りたてコーヒーを楽しまれていたりくつろいだ雰囲気で会を進めることができました。

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(ちなみにぼくのおすすめは、コーヒースタウトとエチオピア・グジ農園の浅煎りコーヒーです。コーヒースタウトはビールを飲んでいることを忘れさせてくれるほどにアロマたっぷりな一押しのビールです。アルコール度数が高いのでハーフパイントで充分気持ちよくなってしまいます(-_-;))。

小さなスタジオですがここから全国に向け情報を発信させていただいたわけです。

オンサイトには、撮影クルーと講演者とオンサイト受講生(1名)の総勢8名が参加くださいました。

感染対策として、毎朝の検温、入室毎の手指アルコール消毒。スタジオ内は常に5名以下(マスク着用、講師以外)とし、常時換気やアクリルパーテーション設置し、換気状態も二酸化炭素モニターで確認するなど感染対策も万全におこないました。

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カプチーノにブルベリーパイ。アメリカンテイストなパイは、秀逸です。

まもなく開催後2週間(2021年1月24日時点)、感染者の発生することなく会を終えることができました。

補聴器ハンドブック勉強会を振り返る

補聴器ハンドブック勉強会という名称での勉強会は、今年で3年目となります。
2018年、新横浜にあるスターキージャパン日本本社の会議室をお借りするかたちでスタートしました。月1〜2回、毎回、全国から10〜15名ほどの猛者がここに集ってくれました。

2年目の2019年度は、趣向を変えて、那須塩原にある那須マロニエホテルにて2日間の合宿講習会としました。40名弱の参加者があり、盛況に終えることができました。

月例会か年1回の合宿か。アンケートとっても交流の深まる合宿開催の声が多かったこともあり、2020年度も那須での合宿をと計画しました。

しかし、思わぬ事態に直面します。そう、新型コロナ感染症の猛威です。そこで、5月から月例会としてのハンドブック勉強会ZOOMを開催、2021年1月には収束を期待しながらな手探りがはじまりました。

残念ながら、11月になるとGotoの効果(?)か感染者が増加。補聴器ハンドブック勉強会もいよいよ開催先を変更して、オンサイト&オンラインの開催へ変更することになりました。

幸い世間の自粛というムードもあって、幕張ベース(冒頭で紹介した施設)が見つかり、「補聴器ハンドブック勉強会オンサイト&オンライン in 幕張ベース」ということになりました。

実施直前の2021年1月8日には緊急事態宣言が一都三県に発令され、
「二都府県をまたいでの移動が職場で制限された。」
「オンサイト学会への参加は講師であっても不可と許可が取り消された。」
など想定していなかった事態も生じましたが少ないスタッフでなんとかやりくりすることができました。

配信については秘書室@ドクターなかがわオフィスのM女史ひとり。孤軍奮闘でした。細かな不具合(音声のとぎれなど)もあったりでしたが、事後アンケートではそれほど大きな問題となっていなかった(?)ようで、オンデマンド配信バージョンでは、字幕を追加するなどでフォローできています。このマガジンが皆さんのもとに届くころにはオンデマンドの反響も僕の耳に届いてくるかと楽しみにしています(皆さんの声を反映しながら次年度につなげていきます)。

今後の補聴器ハンドブック勉強会開催に関しては、
①引き続き月例のZOOM勉強会の開催は続ける。
②補足的な学びの機会として補聴器マガジンの月2回発刊を続けていく
③集中セミナー(オンサイト)は10名規模でコンパクトに行っていく。
という方針です。
補聴器ハンドブック勉強会オンサイト&オンライン2021は、11月上旬で検討しています。

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閑話休題、それでは本題の大塚さんからの質問に応えてみたいと思います。

Q:カルテにはどんな情報を書かれていますか?

 言語聴覚士さんや認定技能者さんへバトンタッチするまえの医師が行うべき情報収集には以下のような項目があります。
思いつくままに列挙してみると

基本のキホン
・性別、年齢、家族構成
・鼓膜や外耳道の所見(ありの場合、内服や手術治療の可能性)
・基礎疾患の有無(ありの場合は治療内容(薬剤性の除外))

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