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補聴器店の顧客満足度(CS)~「あなたがいい」と思われてますか?~#013

あけましておめでとうございます。

皆さんは、どんな年越しを迎えられましたか。
わたしは、近所の小さな神社に、人がいない時間帯を見計らって、ひとり初詣に行ってきました。
コロナ感染者人数が減って、皆様の生活が安定し、安心安全が回復されることや補聴器マガジンの読者が増えること、そして家内安全、商売繁盛を祈願して参りました。

さて先日、マーケティングについて書かせていただきました。
カイゼンは、直感や好き嫌いでじゃなくて、マーケットの声を聴こうというはなしでした。

一人一人がやる気を出して、上司・先輩をよく見て学び、技術を磨いていくには石の上にも3年、あるいは柿8年かもしれません。
どんな職場もどんな人も、お金と時間と人手に限りがあります。人材育成はなかなか思うようにはいきませんから、あれもこれもと中途半端になるよりも「選択と集中」したほうが顧客にとって価値あるものが提供できますよ、とまとめさせていただきました。

今回はその続き。
「顧客が感じられる価値をどう提供していくか。しつづけるか。」をテーマにお話ししていきたいと思います。

本題の前に、この記事を書くきっかけになったヤバい話を紹介させてください。
2021年1月10、11日の二日間、中川さん主催の補聴器ハンドブック勉強会が開催され、わたしも講師の一人として一コマ講演させていただきました。

その際、ドクターからもご質問やご意見などいただいたのですが
「診療情報提供書に依存している技能者はクライアントの応対が上手くないことがある。患者さんから『先生、次は他のお店を紹介してくれませんか?』なんて言われると困ってしまう」という声をいただきました。

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