Why?NGNG〜発酵をババ臭いからクールに !?

NGNG
NO GUTS NO GLORY！
良い腸なければ、栄光なし！
NO GUTS NO GLOBE！
良い腸なければ、地球の未来なし！ 

腸は土。
土は腸。
腸内環境の改善から地球環境を回復する NGNG

夫を伴って、小倉ヒラクさんの発酵イベントに足を運んだときのこと。

「臭いっっっ！！！！！」

そう言い放って、夫がブリブリと立派な尻を振りながら、会場を出て行ってしまったではありませんか。

ヒラクさんセレクションで、日本全国のニッチな発酵食品が全て「嗅げる」というこの展示会。
ホンマでっか!?TVでは、今でこそ「腸内環境評論家」としてスカしているものの、かつては「ニオイ評論家」として嗅覚の変態性を存分に発揮してきたこの私にとっては、「全国のクサいモノが嗅げる」というお宝イベントだったわけです。

「このケミカルマテリアルジャンキーが！」と心の中で悪態をつきながら、様々な微生物が醸す、乳酸、酢酸、酪酸などの有機酸の馥郁（ふくいく）とした香りを一人官能したものです。

夫に話を聞くと、「発酵食品」とは、「臭い」「田舎臭い」「ばあちゃん」というイメージだそうなのですよ。
この夫は、「衛生的な」「無菌」の「クリーンな」環境こそが「良い」環境だと信じているタイプです。

アウト！

いやいや、発酵は微生物による錬金術。
元の食材を微生物が食べてぷりっと出すフンによって、ビタミン・ミネラル・有機酸・アミノ酸…元の食材以上に栄養が生み出されたお宝が、発酵食品だぜ！

しかも、微生物というのは、食物連鎖の土台を担う分解者で、微生物がいるから腸内環境も整い、地球の生態系も成り立っているんだぜ！

無菌になんてしてしまったら、生態系は壊滅、地球は気候変動まっしぐら、人類も滅亡だぜ！

微生物をもっとレスペクトしていこうぜ！

というのが、こちら的な”正しい”主張なのですが、もうイメージでダメらしい。
知識を入れようにも、イメージがジャマして入ってこないんだそうで…。

しかし、「発酵食品」は良いとして、ウイルスによるネガティブキャンペーンの影響で、「微生物は悪者だ！」「除菌！殺菌！しなきゃ健康になれない」というイメージを持っている人口が増えてしまっているのは事実。

農業だって、本当は土を豊かにしてくれるはずの微生物を「病原菌から植物を守るため！」と農薬散布で殺してしまい、土地の劣化と農作物の低栄養化を招く上に、周辺の生態系、水を通して河川や海の生態系、果ては地球環境全体にも影響を与えてしまっていることも同じ理由です。
今や、農業という人間の行為によって地球環境をアグレッシブに回復するネオ農業も誕生しています。

これまで、科学が未熟だったから、病原性の微生物しか顕微鏡で発見できず、99.9%以上の共生的な環境の微生物が無視され、人間によって殺されてしまったことが間違いの始まりだったわけですが、ゲノム解析技術によって、実は、人の常在細や環境の共生菌、さらにもっと数の多いウイルスも含めて、ほとんどの微生物は、共生可能でむしろ、人と地球の環境の一番根底を支える立役者だったのだ、ということが科学的にも明らかになってきたわけです。

それが事実ではあるわけですが、「イメージ」で入ってこないということを突破するためには、「キャッチー」かつ「クール」でなければならん！
という、元広告代理店・H出身の夫の主張により、「臭い」「田舎臭い」「ばあちゃん」的な「発酵」「微生物」のお話を、「NGNG」に変換したわけです。

MSGMっぽいロゴ。
いずれは、MSGM×NGNGのTシャツを作って、世界のファッショニスタに着てもらえば、「ばあちゃん」のイメージも払拭できるかも知れません。

そんな経緯で、私が夫の桃尻をベシベシ叩きながら、日々実践している、自分の健康を改善する腸活になり、かつ地球環境の回復にもなる食の選択、土と触れ合うライフスタイル、新しい農業やローカルでの活動などを綴っていくのが、「NGNG」です。

土という処方箋〜土壌菌のお話

こちらも是非。
土壌菌は、叡智を備えた腸内細菌の先祖です。

NGNG
NO GUTS NO GLORY！
良い腸なければ、栄光なし！
NO GUTS NO GLOBE！
良い腸なければ、地球の未来なし！ 

腸は土。
土は腸。
腸内環境の改善から地球環境を回復する NGNG