見出し画像

MT5とは何か?MT5が使える仮想通貨取引所も、ご紹介します

仮想通貨投資において、MT5(メタトレーダー5)といったツール名を聞いたことがある人は多いと思います。

仮想通貨取引所が提供する通常のツールと、いったい何が違うのでしょうか?

今回は投資歴8年で長年メタトレーダーシリーズを使い倒してきたこの私がMT5について、ご紹介したいと思います。

【MT5・仮想通貨】MT5とは何か?

MT5(Meta Trader5)とは MetaQuotes(メタクオーツ) 社が2011年にリリースした投資の取引プラットフォームです。

仮想通貨はもちろんのこと株や為替や先物までにも対応しています。通常、仮想通貨取引所の取引ツールでは、公式で用意されたインジケーターなどしか使えません。

しかし、MT5では自作のインジケーターや自作のEA(自動売買システム)などを利用しての取引が可能です。

  • エントリーポイントに到達したら、音を鳴らして知らせてくれるツール。

  • 経済指標の時間を画面に表示してくれるツール。

  • いくつものインジケーターを組み合わせて、高確率なポイントを知らせるツール。

仮想通貨取引所が用意する公式ツールでは、到底不可能な事が実現できてしまう、非常に柔軟性の高いツールが、このMT5なのです。

【MT5・仮想通貨】MT5のメリット

MT5のメリットをあげます。

1:MetaEditor(メタエディター)でインジケーターやEAを開発可能

先ほども書きましたが、MT5のメリットはインジケーターやEAを自作して簡単に導入できることです。

MetaEditor(メタエディター)という開発ツールを使って、インジケーターやEAを作ることができます。

開発言語はMQL5と呼ばれるC++に似た独自言語です。

2:インジケーターやEAは自分で作れなくても、無料または有料で配布されてる

MT5のインジケーターやEAは必ずしも自分で作れる必要はありません。

ネットで探せばプログラマーや個人投資家が無料または有料で配布をしていたりします。

昔は外国為替の海外サイトが1番質も量も優れていたのですが、今は日本のサイトでも良いモノが手に入るような状況です。

手始めに本家MQL5のサイトから徘徊してみると良いでしょう。

【MT5・仮想通貨】MT5のデメリット

MT5のデメリットもあげてみます。

1:残念ながら国内で利用できる仮想通貨取引所はありません

MT5を取り扱っている国内仮想通貨取引所は現在ありません。

以前はBITpoint(ビットポイント)がMT5の旧型であるMT4を採用していましたが2020年に対応ツールから外しました。

そのため必然的に海外仮想通貨取引所を使うことになります。

海外の仮想通貨取引所は、日本語にも対応していたりしますが、英語で文章を解読する必要があります。

またレバレッジが500倍や1000倍などに設定できたりと、自由度が高すぎて危険な場合があります。

なのでリスクを考慮するなら初心者の方はMT5は使えませんが、国内取引所を使った方が良い場合があると思います。

2:MT4と比べると配布されてるインジケーターもEAの数も少ない

2011年に登場したMT5ですが、今でも普及率が高いのは2005年に登場した旧型のMT4の方です。

そのため配布されているインジケーターやEAの数は圧倒的にMT4用のモノが多いです。

裁量トレードをやる人にとっては、性能の高いインジケーターなどは、あまり必要が無いと思います。

自分の目による判断力の方が重要なので、MT4を使ってもMT5をつかっても、どちらでも良いと言う人が多いです。

ただし、EA(自動売買)をする人にとっては死活問題でしょう。

インジケーターのサインを掛け合わせて自動でエントリーから利確までを決めるので、配布されているプログラムの数は多いほうが良いです。

自分で作る場合でもMT4の方が資料が沢山落ちているので、自分でEAの開発を目指す方はMT5よりもMT4を選んだ方が良いかもしれません。

【MT5・仮想通貨】MT4とMT5の違い

ここでMT4とMT5の違いについて説明します。

1:MT5はMT4に比べて動作スピードが速い

使っているPCのスペックにもよりますが、MT5はMT4に比べて動作スピードが速いです。

チャートの動きがなめらか。これはデイトレードやスキャルピングの裁量トレードをやっている人なら重要な問題です。

1分足のスキャルピングなどで、取引ツールやPCが重いと『エントリーをしてチャートが固まってしまった。次の1分後にやっとチャートが動いた。そしたら完全に不利な状況に追い込まれていた』なんて事が結構あります。

チャートがなめらかに動いていて、相場の攻防戦の一部始終が観察できていたら、こんな危険は回避できたハズです。

フリーズなどせずに相場の一部始終を観察できていたら、危険だと思えば途中でポジションを手仕舞いして逃げることができます。

デイトレードやスキャルピングは、1分後の世界は天国にも地獄にもなります。

それほど展開が速いので短期トレードをやる人は、なるたけなら動作スピードの速い取引ツールを使うべきです。

2:MT5は低容量でマルチモニターが可能

MT5のドッキング解除機能

旧型のMT4ではマルチモニターでの分析を実現するのに、MT4のアプリケーションを複数インストールする必要がありました。

3画面ならMT4を3つ。4画面ならMT4を4つ。MT4の容量がそれほど大きく無いとはいえ、ここまでアプリケーションをPCにインストールすると、それなりのボリュームです。

ところがMT5では、『ドッキング解除機能』があります。

チャート画面をMT5のアプリケーション外に独立させてサブディスプレイなどに簡単に表示できるのです。

これだとアプリケーションはMT5ひとつ分なので、PCの容量が重くならずに済みます。裁量のスキャルピングをやる人にとっては嬉しい機能です。

【MT5・仮想通貨】MT5が使える業者

海外業者になりますがMT5が使える業者を紹介します。

1:CryptoGT

取引所名:CryptoGT
取扱通貨数:60種類以上
レバレッジ倍率:500倍
ロスカットルール:50%
URL:https://cryptogt.com/jp/website-home

CryptoGTはレバレッジ500倍までと、その自由度が非常に危険に感じてしまいます。

しかし、取扱通貨数が60種類以上で日本語にも対応しているのは魅力的です。

MT5をダウンロードも比較的簡単にできます。

ちなみにCryptoGTはゼロカットシステムがあるので、証拠金がマイナスになるような事態になっても業者が補填してくれる仕組みがあります。

2:Titan FX

取引所名:Titan FX
取扱通貨数:34種類以上
レバレッジ倍率:20倍
ロスカットルール:20%
URL:https://titanfx.com/ja

TitanFXは取扱通貨数が34種類と少ないですが、レバレッジが20倍までと通常の日本のFXトレードと同レベルです。

仮想通貨CFDという名称を使っていますが、これは仮想通貨FXのことです。日本語にも対応してて初心者の方でも安心して利用できます。

ただしTitanFXの場合、月曜から金曜までのトレードになります。土曜や日曜日にもトレードをしたい人は別の業者との併用が良いかもしれません。

ちなみにTitanFXはゼロカットシステムがあります。

いちお業者の審査が入るようですが、極端な値動きに巻き込まれて証拠金が0以下になっても借金を抱える可能性は比較的に低いと言えるでしょう。

【MT5・仮想通貨】まとめ

以上、MT5についての解説とMT5を使える仮想通貨取引所を紹介しました。

MT5を利用するためには必然的に、海外の仮想通貨取引所を使うことになります。

海外業者のだいたいが、レバレッジ500倍や1000倍など、ハイレバレッジが可能であったりします。

リアルトレードに進む初心者の方などは、ハイレバレッジトレードが可能なので、特に注意をしてください。

最初は日本と同じ2倍かレバレッジを上げるにしても日本のFX業者と同じ20倍か25倍程度に止めて、手堅くトレードすることを心がけてください。

投資手法が確立してないうちのハイレバレッジトレードは、もはやギャンブルと同じです。

またMT5の取引ツールは本家のMetaQuotes社からもダウンロードして利用できますが、1番手順が楽なのは自分の使いたい海外仮想通貨取引業者のサイトに行って、そこからMT5をダウンロードすることです。

海外仮想通貨取引所のMT5は初めからトレードが始めやすいようにパッケージングされているんですね。

海外の仮想通貨取引業者は無料のデモトレードを用意しているので、手始めに無料のデモ口座を作ってMT5を使ってみるのはどうでしょうか?


こちらはMQL5プログラムマーケットにあるMT5の無料のインジケーター集です。どんどんダウンロードして自分に合ったモノを探し当ててください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?