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タチヨミ「コーヒーを飲みながら」㉔

「コーヒーを飲みながら」第1巻 第4章《4次元》


 私たちは世界を3次元と認識する。そこに生まれそこで終わるので他の世界を知ることは必要のないことだ。しかし、4次元という言葉が現れ、縦・横・高さともう一つは時間だという。けれど、鳥もゴキブリも既に、考えたり決めたりせずに4次元で暮らしているのかもしれない。3次元プラス赤外線、3次元プラス磁界のように、人の認識している空間に別の世界がある。   夜空もエックス線をとらえてみれば星空は消えて、ブラックホールが輝いて見える。土の中には微生物がいて地球のバランスを整える重要な役割を担っていたりする。その数も、誕生してからの時間も人とは比べ物にはならない。
 宇宙の研究や開発に携わるのは、ほんの僅かな人々だ。
その人たちの後を大勢の人がついていくように見えるけれど、大勢の認識が進む方向を決めている。だとすると人は、見えている部分を世界と認識し、宇宙へ向かっていく。



「コーヒーを飲みながら」第1巻 第4章《4次元》より一部抜粋。
2021年8月に自費出版いたしました。コチラから購入できるようになっています。よろしければ、ご覧ください。

                             星原理沙

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