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泊まってよかった宿と言われると温泉旅館がすぐに浮かぶ。
一昨日どうもこうも眠れなかった。
そういう時は眠るのを諦めて、起きて本や雑誌を読むことにしている。
普段はデジタルデバイスで本を読むけど、そういう時は紙のものを選ぶようにしている。ブルーライトとか気になるし。
一昨日手に取ったのは何年か前に買ったCasa BRUTUS。
![](https://assets.st-note.com/img/1718282261616-XJdmwevu0x.jpg?width=800)
たまにふらりと本屋さんを覗くのだけど、その時にフラフラと手にとったものだったように思う。
今見てもタイトル、表紙、コンテンツ、惹かれるところしかない。ウキウキしながら買って帰った自分の姿が想像できる。
ただ今回読み返してみて、購入当初は読み込んでなかったことを痛感。
斜め読みして写真だけ眺めてたなと改めて思った。
いつの頃からか、宿選びに明確なスタンスができている。
街遊び、飲み歩きメインの時はリーズナブルなビジネスホテル。
食べて飲んでお風呂入ってぼーっとする、何もしないことがメインの時は部屋付き露天風呂がある温泉旅館。
この両極に振り切った感じ、結構気に入っている。
今回のテーマを見た時に、こういうふうになったきっかけの宿ってどこだったんだろう?と考えた。
その時にパッと頭に浮かんだのはここ。
山荘無量塔 さん
![](https://assets.st-note.com/img/1718286539365-KQEkLf7bOA.jpg?width=800)
泊まったのは2018年の夏。
鹿児島からスタートして九州縦断、鹿児島→熊本→大分→博多の旅行。
次の日博多から新幹線で帰る、九州最終日。
せっかくだからめいっはい贅沢したくて泊まった宿。
建物、お部屋のインテリアは美しいし、
ご飯は美味しいし、
お湯もめちゃくちゃいいし、
言うことないくらい素敵な宿。
写真と紐づく記憶。見ながら書くと思い出す。
ただ、写真がなくても、今でも鮮明に思い出せる光景がひとつあって。ちょうどその頃、かなり大きな台風が九州に近づいてきていて、翌日、宿を出る時にはバケツをひっくり返したようなものすごい土砂降り。
車を走らせるのが怖いくらいの大雨の中、私たちの車をしばらくお見送りしてくださっていたその光景は今でも頭に焼きついている。
もう早く屋根あるとこ行ってくださいー!
かえって恐縮するからやめてー!
って当時は思ってたけど、今から思うとプロフェッショナルの矜持みたいなものだったのかも。
こちらのお宿で何より素晴らしいと思ったのは、そのサービスだったから。
あれから6年、そろそろもう一度お伺いするタイミングかな。
インバウンドで由布院もあの頃からだいぶ変わってそうだけど。
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