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中学受験算数最大の学習プラットフォームを作ることにしました。

こんにちは。
「ドリさん(@drill_sansu)」です。
本日は、これからの活動についてお伝えしたいと思います。


中学受験算数最大の学習プラットフォームを目指します

突然ですが、ドリる算数・ドリるゼミは、「中学受験算数最大の学習プラットフォーム」を目指すことにしました。
(※ドリる算数 & ドリるゼミについての詳細は、こちら)
現在、私はエンジニアとして会社に勤めていますが、2023年2月末で退職し、このプロジェクトに注力します。

ドリる算数・ドリるゼミが、今までしてきたこと

ドリる算数・ドリるゼミをご存知ない方も多いと思いますので、まずはこれまで何をしてきたかを振り返り、ご紹介いたします。

1. ドリる算数で中学受験算数に必要な基礎力を測る&伸ばす

始まりはドリる算数の開発でした。

ドリる算数とは、受験算数の学習を進めるのに必要な基礎力を知り、鍛えてもらうためのwebアプリです。
中学受験算数に必要な基礎学力が何なのかを多くの保護者の方は知りません。まずはそれを知り、鍛えてもらいたくて、アプリ開発を始めました。

画面はこちら。 中学受験算数に必要な「基礎問題を解くスピード」を測り、基準を満たすかどうかを判定します。

おうぎ形の面積・弧の長さの問題をランダムに10問。正答数と時間を測ります。

考え方さえ知っていれば、お子様自身ができるようになるまで繰り返せば必要な基礎力が身につきます。

2. ドリるゼミで参加型オンライン授業

次に、利用者の意見をヒアリングするための「ドリるラボ」というコミュニティーを作りました。その中で、「集団でオンライン授業」をしてほしい、という需要が出てきました。

しかし、普通に集団のオンライン授業をするだけでは、うまくいかないことを、私は知っていました。
理解度や解き方がバラバラであろう生徒たちを集めてオンラインの集団授業をすると、解説するタイミングが難しかったり、解説する解法を適切に選べなかったりするからです。

そこで、ドリる算数の機能を拡張し、「生徒の正誤状況を可視化」する機能を開発することにしました。実際に授業をやってみるとうまく授業ができ、生徒も楽しんでいただけたようでした。そこでオンライン算数塾の「ドリるゼミ」を開講することに決めました。

実際の授業の様子はこちら。

オンライン授業の様子。一見普通のオンライン授業。
生徒の解答入力画面。答えが出たら入力、丸つけボタンを押す。
講師は、生徒の丸つけ状況を見ながら授業

このように、授業を行いながら、講師の手元では生徒の正誤状況が見れます。
これにより以下のようなメリットがありました。

  • 正解した生徒は、次の問題に進めるので、待ち時間が発生せず常に頭はフル回転で問題に取り組める

  • 講師は、生徒の間違い方・正誤状況を見て、気を付けるべきポイントを適切なタイミングで解説できる

  • 講師は、「今、最後の問題、4人正解しています!すごい! そして、そろそろヒント出しまーす」などの声をかけることができ、生徒はやる気になる

このシステムの授業により、初めての参加する生徒にも、楽しく授業を受けていただくことができました。講師としても楽しく授業ができます。

3.「冬期講習計算くらぶ」で計算力を身につけてもらう

ここまでで、基礎学力の強化や、オンライン授業ができるようになりました。次に取り組んだのは、入試レベルの計算問題を解く力の強化です。

複雑な計算は紙の上に書いて取り組みたいので、ドリる算数の画面上に出しても意味がありません。

そこで、冬期講習期間に「計算くらぶ」というイベントを行いました。
※計算くらぶの詳しいレポート記事はこちら

内容を簡単に説明すると、

  • 毎日、1日5問の計算問題をPDFで提供

  • 自動丸つけ機能で丸つけしてもらう。間違えたらやり直し。

  • 毎日、各問題の正答率や満点獲得者の人数を発表

  • 計算の工夫の仕方を共有

というイベントです。
冬期講習直前の告知にも関わらず、多くの方に参加していただけました。

そして、使用したPDFの問題、普通に作成したわけではありません。
実は、ドリる算数内のデータベースに1問1問、問題として保存し、そこから問題をピックアップして、出力をしていました。

問題を選ぶ画面↓ 

工夫する計算を検索して取り出す。ここから問題を選ぶ。
選んだ問題をPDFで出力するとこうなります。

また、プリントの出力と同時に自動でまるつけをする機能をつけることができます。
さらに、ドリる算数での問題を作成する作業は、従来の方法で作成するよりも簡単に登録することができ、問題を量産できます。

今後、このような計算問題や一行問題をデータとしてためていきます。
そして、工夫の計算だけを集めたスペシャルプリントの作成や正答率が低い問題だけを集めたプリント作成などができるよう開発を進めていきます。


以上がこれまでドリる算数・ドリるゼミが取り組んできたことでした。
次に、これから取り組んでいきたいことをお伝えさせてください。

これからドリる算数・ドリるゼミが取り組むこと

これからのドリる算数・ドリるゼミは、受験生・受験生の保護者・算数講師の3者の役に立てるようなプラットフォームを目指していきます。

具体的には以下のような悩み・課題を解決していきます。

保護者の悩み

1. 子どもの宿題の丸つけすると、いつも喧嘩になってしまう。
→ ドリる算数で自動で丸つけを提供します。お子様は正解するまで、何度もやり直しをする気持ちが湧きます。

2.できない問題多いけど、どこまで理解すべきかわからない。
→ お子様の学力に応じて、どこまで勉強すべきかのラインを提示します。達成不可能な目標から達成可能な目標を子どもに提示します。

3.塾の教材だけでは足りない・難易度が合っていない。何をやらせればいいかわからない。
→ 塾の進度に合わせて必要な課題がわかる。足りない演習量を補える。

4.家で子どもが勉強しない
→オンライン授業を受けると、楽しく集中して算数の問題に取り組むことができる。また、周りと比べた自分の理解度がわかるので、モチベーションにつながる。

受験生の悩み

1.ケアレスミスが多い。計算が遅いがどうすればいいかわからない。
→ つまづいてる原因となっている基礎力を強化することで、計算スピードを上げる。ケアレスミスも減る。

2. できない問題ばかりで、自信が無くなる。
→ 最適な問題から取り組むこ。頑張れば塾の授業に追いつく土台を身につけられる。

3. 家でやる計算問題集が楽しくない。
→みんなと競いながら、毎日チャレンジできる。正答率や満点達成者の数が見れるので、自分の頑張りと成長が実感できて楽しい。

講師の悩み

1.生徒の理解度がテストでしか測れず弱点の把握が遅れる。
→ ドリる算数で宿題を出すと、生徒の正誤状況が見れるので理解度を把握できる。

2.生徒に合ったちょうど良い算数プリントがない。
→ ドリる算数にある量産された問題からプリントから生成し生徒に提供できるようになる。ちょうど良い難易度のプリントを提供できる。

3.多人数のオンライン授業では生徒の理解度がわからず、難しい。
→ リアルタイムで生徒の正誤状況がわかるので、初めての生徒が多くても、状況を見ながら解説を進めることができる。


以上のような課題・悩みをなるべくはやく解決し、中学受験業界をよりよくしていきたいと思います。

お願い

最後に、厚かましいのは承知の上で、お願いをさせてください。

良い学習プラットフォームを作るには、私1人の力では到底できません。
これまでも多くの方に応援していただき、ここまで進めることができました。

そして、これからも皆様の力が必要です。
もし、この取り組みにご賛同いただけましたら、何かアクションしていただけると大変励みになります。

中学受験の教育関係者の皆様へ

ドリる算数 & ドリるゼミの取り組みにご興味ありましたらお気軽にお声がけください。中学受験に関して雑談していただけるだけでも助かりますし、普段、指導している知見を活かしてアドバイスいただけると嬉しいです。


文責
「ドリさん(@drill_sansu)」


最後までお読み頂きありがとうござました。

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