見出し画像

ドリフの13Qレビュー(2022年10−12月)

比較的安定した水木金の3日間と、イベントが印象に残る3ヶ月だった。
「飲む練習」「HIKER’S TUESDAY」「伊豆大島バイクパッキング」。
目指すべきドリフの将来の姿につながる動きと思っている。

販売は濃淡あれど総じて前年並み。
ビールを中心に広義の競合環境激化の中では、独自の立ち位置でいたことが奏功。
大事なのは「ドリフの価値ってなんだ?」ってのを常に磨いていくことですね。

◾️2022年10月

「ドリフツアーズ」と「HIKER'S TUESDAY」の始動が10月の大きな成果。

「HIKER'S TUESDAY」はとにかく動き出してよかった。
別途、単独記事でまとめようと思いますが、目的は「ハイカーが繋がる場所」を作るというドリフ価値の再確認と、その対象が「次世代」中心になることでした。
その成果は即座に表れているのも嬉しい限りで、今後継続させていくやり方も多様で考えるのが楽しくなりそうです。ドリフ単体ではできなかったことで一緒に動いてくれているAyumiさんにも大感謝。「ドリフの価値って何?」「魅力ある仕掛けって何?」と言うことを改めて考えるきっかけになるイベントです。

同時に「ドリフツアーズ」は、自分達が行こうとしている旅に「一緒に行かない?」くらいのゆるい感じで出来たのが丁度よかったし、何より楽しかった。今までこの手の企画をやらなかったのは「企画する人」と「参加する人」に分かれてしまい、企画する人達はせっかくの旅を楽しめなくなっちゃう懸念があったから。今回みたいなカタチだったら今後も可能性あるし、旅も人生も楽しくなりそう。今回はある一定のお互いに知っている人達の旅だったけど、その輪が広がっていくのも楽しいしね。年に数回とは思うけど定期的に発信していこうかな。

◾️2022年11月

なんと言っても11.3(祝)文化の日の「飲む練習」リリースイベントでしょう。

人気ブルワリーと人気ポッドキャストのスター達の共演と言うだけですごくて、リリース初日ということもあり売上約300本と過去最高を更新。ってのは数字面なんだけど、この企画・イベントの価値ってそれだけじゃない。

「ビールの価値と少し先の未来」を考えさせられるイベントだった。
きっと「飲む練習」を飲んだ人達の中には、カルチャーな側面から選好した、クラフトビールを日常的には飲まないような人達も多かったんじゃないかと思う。(実際にその後のHIKER’S TUESDAYで双方を詳しく知らない人達がチョイスしたのは「飲む練習」だった。)
舌で飲むビールでも、頭で飲むビールでもない「心で飲むビール」なんだろうな。
改めて次代のクラフトビールに必要な要素ってストーリー性だなぁと思う。そしてストーリーの自由さと多様さを活かせる人達によって、クラフトビールの魅力が増し、エントリーのきっかけが作られる。ビールの作り手は表現者やストーリーメーカー/テラーであったり、そんな人達を連携しながら作っていく/売っていく未来にもう既になっているんだなと感じている。
あ、もちろんビールの品質が伴っていて初めてそれが出来るんだけどね。とするとそれが出来る人達ってのはごく限られているのかもしれない。なんてね。

後半はHI-SPEC Pocket ShirtのPOP–UP。
結果として「新しいアイデアのアウトプット」に10数着のカスタムオーダーがあったことは嬉しい反応。
僕たちが好きなのは「こういうのって面白くない?」って提案する「アイデアのアウトプット」だよねーって確認できたことが何より。そんな場所でありたい。
今売れてるモノや、売れそうなモノを持ってくるんじゃなくて、魅力的な「変なこと」を提案して真剣にふざけていたい。

◾️2022年12月

そういえば年末のピークみたいなのは無かったなと。
でも大袈裟ではない日常の延長の特別営業が4件できたことは幸い。
関係する人たちからのオファーあって出来る企画だったのも嬉しい限り。

3度目の年末。
ドリフの価値は「来てくれる人達」の魅力で、その人達が話して繋がっていく場であることが誇りです。そのおかげで水木金の平日夜のみで3年以上、事業を継続かつ安定経営できました。

年初に言ってた目標的なことの実現度は高くないけど、意図したことに近づくアクションは取れたかな。そしてやりきれなかったことは今後必要になることであり、「伸びしろ」としてあると認識。

同時に思うのは、3年前は「新鮮で、珍しい店」だったドリフは一定の認知と一つのモデルケースになっていると思う。表面的には「2毛作型ボトルショップ」と捉えられているけど、継続できたのは広義の「リアルのコミュニティ形成」に注力したから。変化をしながらも大事にしていきたい価値。
一方でまだアプローチできていない人達との新たなコミュニティ形成には、新たなコンセプトの別の箱が必要になってくると考える。

2店舗目の準備も仕掛けも全くできず。こればっかりは今の時間制約の中では難しいのもあるけど、一緒にやってくれる人が居ないと始まらない。
新たな「場づくり」を一緒にやってくれそうな人いませんかね?他との兼業前提で上手いことバランスとりながらやれる人達がいれば、すぐにでも始めたいんですけどね。たたき台となるシートは既に作っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?