各携帯会社の料金の"分かりやすさ"を調べてみた
携帯電話業界にはびこる分かりにくい料金表記。
Aプラン適用の場合はいくら!! と、さもそれが定価のように大々的にHPには書かれ、CMではその値引き後の価格が連呼されています。
さて、ではどの会社がわかりやすくてどの会社がわかりにくいのか。
調べてみることにしました。
調査条件
・NTTドコモ(ドコモ、ahamo)、KDDI(au、UQモバイル、povo)、ソフトバンク(ソフトバンク、Y!モバイル、LINEMO)、楽天モバイルを調査
・スマホで各サービスのメインプランの料金ページを表示し、検証する
・一番大きく書かれている価格が定価、かつ税込かどうかも評価する
NTTドコモ
はい。1番目からこんな感じです。「ずーっと4,480円」と書かれていますが、これは家族3人以上がドコモ会員で、ドコモ光セット割、dカードで支払った場合の金額です。定価は6,650円です。
ahamo
ahamoはセット割引が無く、分かりやすい料金の記載がされていました。税込表示なのも良心的です。
au
auは「4,928円」が一番目立つように書かれていますが、3人以上の家族割プラス、auスマートバリュー、au PAYカードでの支払いが条件となっており、定価は6,580円です。大文字で書いてあるだけドコモよりはマシなのかもしれません、、、。
UQモバイル
UQモバイルは6月からの料金改定により、分かりやすいコミコミプランが始まりました。低容量向けのプランは割引が絡んだ分かりにくいプランなのですが、今回の条件はメインプランが対象なので分かりやすいと判断します。
povo
povoは唯一、基本料金無料でトッピングという形でデータ追加する料金体系ですが、分かりやすく税込表示で記載されています。
ソフトバンク
はい。ソフトバンクも4,480円と記載していますが、3回線以上の家族割とお家割り光セットの割引が無いと6,580円です。他社よりはまだ分かりやすい表記ではありますが、見事3大キャリアは全てこの値引き後の表記でした、、。まあ、想像はしてましたが、、、。
Y!モバイル
900円という表記は家族2人目からの料金で、家族何人で入ろうと1人目は1,980円です。他社と比べても一番悪質な表記なのではないでしょうか?同じくサブブランドのUQと比べると差がありますね。
LINEMO
2プランで分かりやすい表記です。価格は税別表記です。
楽天モバイル
1プラン3段階の料金ですが、分かりやすいです。一番高い2,980円を大きく記載しているのも好感です。価格は税別表記です。
結果
結果としては下記のように評価しました。
分かりやすい(税込表記)
ahamo、povo
分かりやすい(税別表記)
UQモバイル、LINEMO、楽天モバイル
分かりにくい(税別表記)
NTTドコモ、au、ソフトバンク、Y!モバイル
第4のキャリアである楽天モバイルや、それに追随する形で各社が立ち上げたオンラインブランドは、基本的に分かりやすい表記になっています。
一方、大手3キャリアは複数の割引を適用させた価格を一番目立つ形で記載していました。
また、Y!モバイルの「2回戦目以降いくら」という表記は分かりづらく、1回線目が高く請求されているのに気が付かずに利用している人も少なからずいるのではないかと心配してしまいます。
まとめ
公平な競争を促すには、各社の表記が統一されていることが重要です。
紛らわしい表記の会社が得をすることがないよう、我々消費者も注意してサービスを選ぶ必要があると思います。
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