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ストリートスナップ動画はなぜあんなにも不快なのか?

最近Youtubeやインスタグラムのショート動画でよく目にするストリートスナップ動画。
私はこの動画が死ぬほど嫌いである。なぜなら気色悪いから。
果たしてこの嫌悪感はどこからくるものなのか、自己分析的になってしまうが考察してみる。

そもそもストリートスナップとは?

言葉の定義から考えてみる。
wikipediaによると、スナップ写真とは

人物などの被写体を、自然な形や雰囲気のなかで早撮り写真。日本では、被写体になる人物が身構えている写真スタジオでの撮影や記念撮影などに対し、緊張が取れた日常の姿(カメラを意識しない姿)から撮影される人物の自然さ(による魅力)を引き出して記録するものを、一般的に「スナップ写真」と呼んでいる

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%97%E5%86%99%E7%9C%9F

と書かれている。
つまり、路上での自然な雰囲気な中での写真がストリートスナップということになる。

ストリートスナップ動画とは?

ストリートスナップ動画はtiktokやショート動画で2−3年前から流行しているもので、"自称"カメラマンが街ゆく人に声をかけておべんちゃらを述べておだてていい気にさせた後にポーズをとらせて写真を撮影するというものである。
最近では地域ごとにストリートスナッパーが存在するらしく、有象無象のpストリートスナッパーが醜い争いをしている。
そして、先ほどの定義と照らし合わせてみると、そもそもストリートスナップはスナップ写真ではないのだ。ただ路上でポーズを撮った写真。何も自然じゃない。

ストリートスナップの何が人を不快にさせるのか?

本題に入ろう。私はストリートスナップ動画が死ぬほど嫌い(2度目)なのだ。頭から尻尾まで不快感を感じる。思いつく理由をいくつか書いてみる。

ナンパみたいで気色悪い

動画を見てると、声かけの文句が"お姉さんめちゃくちゃ可愛い(素敵)だなと思ったんで"だの、カップルに”お二人めちゃくちゃ素敵だなと思ったんで"というのが定番である。
写真撮ることを保身にしたナンパ手法と何が違うのかがわからない。
写真(動画)映えするので、美人な女性に声をかけている動画多い。
写真を撮るって言えば、普通のナンパより嫌な感じはしないだろう。
ただ見せられている側は、知らない男のナンパする様子を見せられてただただ不快である。
ナンパするならちゃんとナンパしろ。

微妙な写真が撮れてても微妙とは言えない空気

撮った写真を見せるくだりが必ずあるのだが、撮られた側としてはどんな微妙な写真だとしても"あ〜いいっすね"としか言えないだろう。正直大してよくない写真もある。
ここではいいねの強制が行われているのだ。見ていて非常に気分が悪い。

動画にする必要がないのではないか

そもそもの目的は写真を撮ることなのである。
なぜ声かけの部分から動画にする必要があるのか。仮にも写真家を気取るのであれば、写真だけで闘ってほしい。

インフルエンサー気取りなところがうざい

若者のSNSメインコンテンツはTiktokである。
動画の中で"僕ストリートスナップとっている〇〇って者なんですけど"みたいな自己紹介で、JKなどが"マジ!?知ってる!"みたいな反応をすることがある。
君が認知を得ているのは、君のおかげじゃなくて被写体の美人な女性のおかげだということを忘れるな。図に乗らないでほしい。

撮る側の立場になってみる

逆に撮る側の立場になって考えてみると、こんなに楽で効率的なナンパはない。
写真を撮るという体があるので遠慮なく声をかけやすい。
声をかけられる側も抵抗感が薄い。
プロフィールをスムーズに聞ける。
写真を送るという体で連絡先を聞ける。

この写真をとって送る戦法、かくいう私もかつて私も学生の頃、六本木や渋谷で路上ハロウィンが流行り始めた頃に用いたことがある。
"仮装して一緒に写真撮ろうよ!"と言えば断る人は少なかったし、ハロウィンが流行り始めた当初はナンパ(ライバル)も少なかったので信じられないほど簡単に連絡先が聞けた。

私が写真技術に自信があり、顔出し、世間からの冷たい目に耐えるメンタルがあればストリートスナッパーになっていただろう。

総評

まとめるとストリートスナップの不快感、

インフルエンサー気取りのバカが、写真を撮ることを口実に可愛い女の子の写真を手に入れて連絡先も手にいれる様子

を見せられていることが原因だろう。女性にばかり声を変えてると下心が見え見えなので男性にも声をかけて下心がありませんよーみたいな面をしているのもより一層不快である。

路上からストリートスナップ系動画投稿者が絶滅することを祈ります。


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