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【3分程度】臨床心理士が子どもが大人になる過程を示す『It』をオススメする記事


 おはこんばんにちは。タイコです。

 この記事を読むと、『子どもが大人になる過程、大人になってからも子ども時代を大切にする事を学ばせてくれる』映画をみる事ができます。

子どもから大人へ移り変わる。そして大人から子どもを振り返る。

 結論です。『子どもから大人へ。そして大人になって子どもを振り返りさらに洗礼された大人になる映画』です。

 子どもから大人になるためには、様々な儀礼を通る必要があります。そこには、恐怖だったり、勇気だったり様々な感情が湧き立ちます。

 そんな子どもから大人への成長を描いたのが、『It』です。色情的な芽吹きもありますが、それだけではなくて、恐怖に立ち向かう姿があります。

 本作では、父親殺しや孤独など各々が恐怖を体験します。その大元の恐怖の形が、ピエロであるのは、興味深いところです。

 ピエロというのは、滑稽です。みすぼらしく誰かに笑われて生きていて、何者にもなれない存在です。しかし、ピエロのような存在は枠に囚われることはなく、自由に振る舞う事ができます。故に、革命を起こす事ができ、ともすれば、英雄として称えられる存在にもなり得ます。

 道化あるいはトリックスターが想像的活動の中に占める役割の重さから考えても、ある人が人生を想像的に生きようとする限り自分の心の内部のトリックスターと常に接触を失わない事が必要であることは事実である。

 河合隼雄氏 影の現象学

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内側に自分の変革を示す存在があるようなのです。そして、その存在との接触を失わないようにする事が、自身の創造的な生き方を彩るのに必要なようなのです。それを具現化したのがピエロであって、よく本作のピエロはそれを描いているように思うのです。

 つまり、本作のピエロを通して彼らは、自身の内面との対話を行なっているように思えるのです。それが、一種の儀礼であって成長への過程であるように思います。


作品を見る方法は、こちら↓ 



まとめ




まとめです。『子どもから大人へ。そして大人になって子どもを振り返りさらに洗礼された大人になる Itは、オススメです』という話です。

  今日はここまでにします。ここまで読んでいただいてありがとうございました!!!!

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