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C'est la vie

#みんなの文藝春秋
#ゲンロン12
#無料
『あなたが抵抗するものが存在しつづけます。/カール・ユング』

きょうはわたしのnoteの中を
無料のセンチメンタル(フランスとドイツの薔薇)で
うめつくそう!

ある日のanemone


オプティミスト志向の生活保護のコスパ

今から15年ぐらい前のある日
紀伊国屋書店で1冊の本を立ち読みする。

生活保護について書かれたジャーナリストの本で生活保護といえば社会的に弱者の立場にあるような人たちを守ってくれるモノだけどそこに書かれていたのはどうもそうではない。
それは完全な、生活保護について無知であったらそれは完全な暴力的な搾取だと。

生活保護という制度はひとりの人間の人生の平均的寿命から算出するとその後の人生から国としてはまったく取りっぱぐれがないシステムになっている。

税金が絡むと人の怨念のような悪い想念がまとわりつく感じがした。

だからわたしは政治の話も嫌いだし
またロクでもないことばっかりヒマ人がやってるぐらいにしか思わない。
職場のパートの奥さんたちの中にはわりと家族や親戚に公務員がいてやはり安定(収入が)しているから娘婿がわざわざ転職までした話まで聞いた。

「今はそんなによくないけど最終的には公務員っていいのよね」みたいなことを言っている。
セィフティネットがあれば安心だから、という役所の職員で清潔感のある人をみたことがある?
いつからか、コストパフォーマンスという言葉が世間で使われだしてその頃からだと思うけど格安ショップ(ファストファッションや100均一)が世の中のマーケットを占めはじめた気がする。20年ぐらい前だと思う。

ファストファッションや100均一ショップが悪いわけではなくて衣食住がまるで燃費の悪い外車から燃費のいい日本車のようで快適だという感覚が大きな格差を生み出し
高級品は売れなくなり、高級品でなくても中間層というのが消えた感覚。

高級と粗悪だけど安物の間にあるモノがなくなるということはその大きなシェアを占めていたものが消滅したことになる。

なんでもそうだけど
一部の(申告している)年収1000万以上はその頃で一般的には約1割ぐらいしかいなくてあとの大半が中間層の「庶民」というくくりになってその帳尻をなにであわせているかと考えるととんでもない発想に行きつく。

新薬の治験や生活保護ではないかと。

どんどん暗くなる


結婚というコスパ

結婚はコスパがいいをよくきくようになったのもその頃だった。
コスパがいいのは共稼ぎなら2人の収入をあわせたら高い家賃が払えるとか家を買うとか不動産が上がるから地価も上がってメデタシ、メデタシの世界なのかな?

DINKS(子どもナシ)はまだ許せても
独身だとようするにコスパが悪いということになるのだろうけど。

だれもいないと
おちつく


「 無料とはなにか?〉心」

生活保護もコスパがいい結婚も基本的には無料で結婚相談所などが高い会費を取れるのは条件(医者限定とか)を提示されるからその場合の結婚は早く決まらないとコスパはよくないかもしれない。

だけど結婚相談所は儲かるワケで結果的に経済がまわるので当人なんかどうでもよくてコスパがいいということになる。仲人さんとか昔はよくいたおせっかいオバサンの実話を婚カツ記事で書くとクライアントにいうと今時ではないのでダメだといわれたのはそこにコストパフォーマンスがないからだろう。

だけど無料なのに?

恋愛結婚は見合いほど成婚率が高くない、といわれていて離婚率は駆け落ちや大恋愛ほど高いといわれる。一番安定した結婚は「親の決めた許嫁(いいなずけ)」らしいけどそれこそ現代ではありえない。

男女の性的な関係や恋愛感情やそこからきまる結婚はコスパの意味ではもと手が
無料(タダ)。
いきすぎると人身売買みたい。

昔読んだシリアスな少女漫画で田舎の少し知恵遅れのような若い女性がすごく年上のおじさんの所に嫁ぐ内容は辛くなった。

セックスでしか生を感じられない、それしか自由がない。クリエイティブになれない。

もとは無料(タダ)なのだけど。

わたしは「ファッション販売」を読むようにいわれていたのでその業界誌に書かれている接客テクニックを読んでは個人的には売り方の手法があったのでいつも疑問だった。

なぜかというと詐欺のテクニックを感じさせるからでここからパーソナルなレベルで
「わたし」という個人を選ばれるタイミングはない。たとえば『数人の家族や友人と一緒に来ているお客様の場合周りをまず説得して全員でひとりの客を説得する/早くキメる接客』というマニュアルは時間コスパでいえばひじょうに乱暴で2度とその客はわたしに会い(買いには)には来ない。まるでネズミ構みたい、そういうときっとまた異端視される。

幸せになれない


センチメンタリストのポートフォリオ

国がやっていることに街の美観についての活動は税金が遣われていても完全に無料(タダ)ではない。でも人件費はボランティアがやっているので趣味の範疇という、まるで西洋のボランタリティ精神が息づいている。

わたしも応募してみたけれど今は募集していないとか体よく断られてしまったけれどきっとやりたい人が多いのかもしれない。

時々ここにふと、
わたしのキモチに暗い影が落ちる。
それはもしいま無職だったらわたしは景色を撮る写真を許されるのだろうか?
きっとものすごく嫌がらせをされるか、
あるいはもうすでにされているような気がしてくる。

closetfreak