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仕事より子どもは絶対?

もえぴです。

保育園で働いている中で
何だかなあと思うことがありまして。

例えば、子どもが熱を出した時。
保護者に連絡して状況説明、
場合によってはお迎えをお願いします。
仕事の都合で電話に出られない時や
すぐにお迎えに来られない時もあるのですが、
そんな時に「早くお迎えに来て」という
なんとも言えない雰囲気を感じることがあります。
昨日熱があったのに登園していると、
「なんで家で保育してくれないの」
と言うような言葉も耳にしたことが。

そんな思いになるのも無理はないと思います。
なぜなら、
37.5以上の熱が出たら保護者に連絡すること、
解熱後24時間は家庭保育すること、
これらは「保育所における感染症対策ガイドライン」
に記載されているからです、
保育士さんはこのような自治体のマニュアル、
または園のマニュアルに従って
日々保育を行っています。
何も間違った対応はしていないです。

ではなぜ、モヤモヤしているかというと。
保育中に体調に変化があって
月イチの頻度で保護者に連絡をして
お迎えに来てもらう子ども。結構います。
そして、その後2、3日休むことも。
働いている保護者にとっては、
予定外の休みを取らざるを得ないので
仕事に影響が出ることかと思います。
休んだ分をカバーできる体制であれば
問題ないのかもしれませんが、
人手や仕事内容によっては
急な休みは難しい場合もあると思います。

子どもの健康な発達には、
親からの愛情が必要不可欠です。
親子での時間を確保することが大事なことも
その通りです。
子どもはいつも保育園で頑張っているから、
体調が悪い時くらい親がついていてほしい。
その気持ちもわかる。
ただ、それと親が仕事を妥協しなければいけないことはイコールにはならないのではないか。
子どものために仕事をセーブしたい。
その考えも正解だと思います。素敵だと思う。
ただ、仕事も一生懸命頑張りたい。
子育ても頑張りたい。
この考えも素敵で、応援されるべきなのではないでしょうか?
こう思っている親もきっと多くいるはず。
そんな親の思いを実現させるためには
どうしたらいいのか……。

保育園は健康な子どもを集団で保育するところなので、体調不良の子を予定通りお迎えの時間まで見ているのは難しいし、
その必要はないと思います。
保育園と家庭の間の何か、
病児保育的なものが
もっともっと実用的に広がっていけたら
このモヤモヤは解決に近づくのかな、と。
そんなことを思って日々仕事をしています。

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